傍にいてくれたらなあ。

なんだ、
僕がしてあげたいことって
僕がしてもらいたいことなんだ。

ああ。

なんだ。

なんだか、

ああ、

いやだな

量産型の「そばにいてあげる」で哀しくなるだなんて、ほんと
馬鹿みたいだと思うけれど、あまりにも声がやさしくて、あたたかくて
一瞬
ふと、傾いてしまった。だから零れた。広がって、染み込んで。

泣きたいのか笑いたいのか、なにも感じていないのか

甘やかして甘やかして
チョコレイトみたいに甘ったるく、べたべたになるまで
僕が溶けてなくなるまで

輪郭が溶けて
骨が溶けて
理性が溶けて
思想も狂想もぜんぶ溶けてなくなるまで。

なにもなくなって
なにも怖くなくなって

そしたらきっと、眠れるから。傍にいなくても、大丈夫だから。

だから、ねえ。

ざらついて、濁ってしまったらどうしたら好いのかなあ。
わからないから、泣きたくてしょうがないのに涙すら流れないや。

 

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