白磁の肌に漆黒のタトゥ、と云うのに酷く惹かれる。

胸が要りません。

今、多分あれだ、DだかEだかあるんだけどね
どうしたって僕の好きな格好には胸があると邪魔なんだよなあ。
グラム1円であげたい。分けてあげたい。

白いシャツを着たとしてね、胸があるとどうしても性的な女の匂いがしてしまう。
男になりたいわけでもペニスが欲しいわけでもなく
(つまりトランスジェンダなどではなく)
ただ、その女の匂いを消してしまいたいだけなんだけど。

色気がある、のは好いことだと思うけれど
それがポルノになってしまうのは嫌だなあ。
つまりそう云うことなんだ。

久々に何か書いたと思ったらこれかよ、って云う。ね。

やあ、ゼロDVDの有村さん見てて思ったのよ。
ロング燕尾っぽいジャケットに白シャツのあの格好はね、胸がないからこそだなって。

ボンテージっぽいチョーカ持ってるけど、たまに使うけど
やっぱり胸が強調されちゃうもんなあ。触られるし。それは女子大だからだけど。

男が嫌いな理由も
レズビアンだって云い切れない理由も
セックスが嫌いな理由もわかってます。
わかってたってねえ、克服方法がわかんなきゃ意味ないよ。

女にも男にもなりたくなくて
少年にも少女にもなれないから僕は僕でいるしかない。
ああ、ほんとう、心底幼稚。

おまえいつかセックス依存症になるんじゃない?って云われたけど
ほんと当たってそうで怖いわ。
嫌悪しつつ依存するのはもうなんかね、うんざりだ。

建設的になりたいねえ。

さーて。
新しくバスソルトを購入したので今からお風呂入ってきます。

 

***

2007年12月17日
がらんどうの身体の中をどうにかして満たしたくて
気持ちが悪くなるまで食べ続けたり
毎夜アルコールを摂取していたり
或いは眠れなくなるまで眠り続けたり、しているのだけれど。

ねえ、セックスに逃避したら満たされる?

日、常々、苦しくって仕方ないです。
結局僕は空っぽだ。

幾ら記憶を、知識を、歴史を刻んだつもりになったって
覗き込んだらぽっかりと、虚ろな色をした虚空が居座っているんだもの。

ねえ、覗いてみるかい?
きっとなにひとつ見えやしないよ。

石を投げても音がしないんだ。
声を嗄らしても、なにひとつ反響しないんだ。

いつの間にか取り込まれて、絡め取られて溺れている。
これは一体何だろうね。

木偶人形だなあ。まったく。
これじゃ、生きてても死んでても同じじゃないか。

 
酩酊。
くらくら、ふらふら。

ただいま、馬場の自由空間に遊びにきています。なんでだろう。

おうちになんて帰りたくなくて
ひとりでなんていたくなくて

寂しがり発作がでてしまってる。や。

誰か、誰か、誰か。

誰でも好い、ってゆったらきっと怒らせてしまうけれど
あなたでなくちゃいけない理由なんて僕の中、どこにも見つけられない。

ああ、さみしいねえ。お互い様です。

ぼんやりと、いろいろなものを抱き込んだ脳髄に
アルコールとニコチンを流し込んで詰め込んだらほら、もうなにも考えなくてすむ。
やっぱり逃避にはこれが一等好いのかも知れないなあ。
醒めたときのやるせなさや虚脱感、ぼうっとしてしまう感じはいただけませんが。

臆病なる魔法使い
愛の呪文繰り返して

君と僕と
彼と彼女に
世界に

祝福を!

ずっと一緒にいれるなら、ほかにはなにも欲しくない、なんてね。
そんなこと云うほどに溺れてなどいないけれど。

いつかいつか、
未来のどこかでそう云えたらいいな
なんて夢みがちにつぶやくよ。

hello、hello、hello



聞こえてて欲しいな
届いてて欲しいな
伝わっていて欲しいな

ははは、
まるで子供みたいに祈って祈って、つぶやいては打ち消して
それでも未だ願ってしまうのはなぜだろうね。





バイバイ。


投函しない手紙は明日、夢の島へ運ばれてゆきます。




 

helo,hello,hello

2007年12月12日
気付いたら三時間くらいうとうとしていたなあ。

夢をみていました。
いろいろごちゃまぜになっていた夢。

起きて、泣いていた。
起きて、愕然とした。
起きて、震えていた。

割合好きなひとだとか、そのとき好きなものだとかに影響を受けた夢はよくみますが
いくらなんでもあれは酷いでしょう。

夢のなかの僕は、呼んだら届くことを微塵も疑っていなかったです。

きっと信じたいんだね、可哀想に。

好きなひとが増えすぎてしまうから
きっといつかこぼれ落ちて、両腕から落としてしまいそうだ。

そしたら少し楽になるだろうか。

好きだ、好きだ好きだ好きだ。
ああ、苦しいなあ。

あたまを撫でて、大丈夫だよって。
そのひとことですべての不安を消してしまえる程、盲目で。

ああでもまた、傷が増えていたなあ。なんでだろう。
あのひとの右手首に巻かれた包帯と肌の白さをやけに鮮明に覚えている。

もう、いいから。
そんなにしなくていいから。もう、充分だから。

苦しそうに切なそうに
哀しそうに痛ましそうに

左手に重なった温度は覚えていられなかったよ。
でも骨ばった指の感触はなぜか残っている。

一体あなた、誰だったんだろうね。
誰でもあって誰でもない。そんな気がする。

守られるより、僕はやっぱり守りたくて
大切なひとを守れるならば、そのためならばどんな痛みも苦しみも厭わない
そういう守り方をしたい、と思ってしまいます。

結局それは、傷つけてしまうのかも知れないけれど。


ああ、もう夜明けが近いね。
もうひとねむりくらいできる、かな。どうだろう。

 

師走

2007年12月2日
毎日毎日
酸素を吸って二酸化炭素を吐き出して
有機物を摂り込んで、睡眠を摂取して

こうしてわたしは生きているよ。

毎日毎日
こんにちは、はじめまして
ありがとう、あいしているよ
たくさんの想いと言葉を連ねて並べて

こうしてまた一年が終わってしまうんだ。

別れたら出会えば好い
作ったら壊しても好い

繋ぎ止めないで、投げ棄てないで

ひとつだけちゃんと残ってるから、どうなろうと揺るがない。

来年も再来年も、十年先もずっとずっとこうしてゆこう。
千年先だって、地球最後の日だって、なんだか越えられてしまう気がするよ。

ああ、心強い気持ちでいられればどんなにか。
悪夢に食傷気味な毎日です。

 

宴の跡

2007年11月29日
おかしいなあ
たのしかったはずなのに
なんだか身体中虚しい気持でいっぱいだ。

からっぽ
がらんどう

なにもないよ
なにひとつないよ

吐くほど飲めば楽になれるだろうか。
こうして溺れてゆく水はあまくて、つい騙されてしまう。

沈殿してゆく意識
浮遊している景色
まるで変化のない僕は泣きそうになるけれど涙すら流せない。

喉が痛いな
ああ、きっと煙草のせいだ。

たまってゆくタール・ニコチン・アルコール
からっぽの肺に響くのは笑い声・囁き・遠い喧騒
今僕の背中に耳をあてたら残響が聞こえるに違いない。




おうちへ帰ろう。
はやく眠れてしまえますよう。
 
僕が死んでも笑って生きてゆけるひとが好い。

なんか、ね。
最近何を書いて好いのかわからなくて、日記もさぼりがち。
序に大学もさぼりがち。

今日はケーキ屋さんで研修してきます。

あくび。あくび。あくび。

遣り過ごす衝動
見過ごすのはきっと徴候。

泣きたいなあ、嘘。
なんて、云ってみたりしてさ。ひとり、ひとり。

錯覚
窒息

忘却してしまえば、きっと過去。


雪が降れば好いのに。
うすあかるい、灰色の空からつめたい雪が降れば好いのに。

あったかくしてでかけよう。
そうやって、誘える誰かが欲しくなってしまうから
でもやっぱり今のままで好いかも知れない。

わけがわからない。

毎日寒くて、部屋にいるときはずっと暖房つけてます。
あと、おうち着のセータとか厚手のパーカなんかが必要。

そろそろお風呂の準備しなきゃ。

 
わけのわからない、正体不明の不安で突然叫びだしたくなる。

不安感、焦燥感、離人感

輪郭のつかめない濃い霧みたいな感覚。

ゆびさきがふるえる。
心拍数が跳ねあがる。

嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああ嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああ!!!!

ことばにすがって
ことばで吐き出して

くるしい、くるしい、夜明け前の孤独。

飼い慣らして、調教して、もう薬には頼りたくないよ。

ひとりで、僕の精神と身体だけで。

深淵を覗き込んだ
絶望を仰ぎ見た
あっち側で悪夢が手招きしてる

限界まで疲れさせて
思考の余地がなくなるまで草臥れて
糸が切れるように手放す意識と、それでも途切れ途切れの休息。

僕は一体なにを抱えているんだ?
この衝動は何。





死んだように眠って、この時間。

ぐずぐずだなあ。まったく。

 
睡魔にはやっぱり睡蓮の花が似合うんじゃないかな。

不自然だ、と云われようと
子供じみた意地を張っているだけじゃないか、と云われようと

撤回するつもりなんてないよ。


あ、もう深夜。

お部屋の時計は狂ってます。直してない。
でも秒針のチクタク刻む音はずっと聞こえてるから好いの。

散歩しようかなあ。
眠ろうかなあ。
お風呂はいろうかなあ。

昨日から、村上春樹のノルウェイの森を読み返してる。

国境の南、太陽の西、が一等好きなんだ。

はじめてノルウェイの森を読んだのはいつだったっけなあ。
もうずっと前。
多分、六年くらい前だから…ええと、多分13か14の時。

あの時遠く思えた17なんかとっくに通り過ぎて、もう20だもんなあ。
もう、ワタナベくんの年を追い越しそうになってる。

なんか、ね。はやいね。あっという間。

秒針の進むはやさはぜんぜん変わらない筈なのに
ねえ気づかないうちに誰か、進めたんじゃないのって言いたくなっちゃうよ。

もしかしたら、どこかに時間泥棒がいるのかも。

きっと彼等は笑いながら、花々を手折ってブーケを作るのと同じように
盗んだ時間をかごいっぱいにつめてそのまま遊びにでかけるんだ。

眠りに落ちる寸前
耳を澄ませたら聞こえない?

鈴が鳴るようなきらきらした笑い声と
キャンディを割るような透明な音。
ポキ、パキ、パリン!

僕等そうやって時間を盗まれてる。

花盗人ならぬ時盗人。
少年の姿できっと止まったまま。

なんて、つい、考えてしまう。

ガラスでできた飴細工みたいな色をした花を手折る少年が
こんなにも容易く想像できるのは、きっと見たことがあるからだよ。

ね。

忘れられた子供の中に、時の狭間の子供のひとりに、ひょっとして君もいる?

僕にはもう、見えないけれど。
見えないからこそ、うつくしいまま。

眠りの淵に浮かぶ三日月の船で湯浴みをしているのは、誰だろう。


…知っている?
今日の月は、針みたいに細い三日月なんだよ。

 

ねむ。

2007年11月11日
3、2、1、…。

たまに、なぜだかわからないけれど苦しくなる夜がある。



お願い。
今だけでいいから。

そんなことを思うのだけれど、どこにも辿り着かないや。


取っている授業の三分の一でセックスという単語を扱っていることに気づいた。
ジェンダに民俗に心理に。

繋がっているんだなあすべて。

 
わたしとあの子はもう違う子なんだよ。

なんて思えたら。

二十年前に、既に僕が存在していたって事実に慄く。
重たいなあ。
そうして二十年後にも存在している可能性。うっわ嫌だ。

あ、雨。

散漫な思考が
どんどん広がって
まとまりなんてどこにもない

コーヒー
ガリアーノ

胃の痛み
目の仕組み

殺してみてって言いたいな。

表現者?

ぶつけたい、なら誰にだってある
ぶつけるにたるもの、がある?あなたに、ある?

じゃあやってご覧よ。

ぶつん
ぶつん

切れてゆく
千切れてゆく

苦しい苦い
舌に甘い

もうやめとく。
このごろ吐き散らかしてばっかだなあ。

  

うずまき

2007年11月3日
ああああああ。

余裕がなくなってる。
些細なことで苛立ったり泣きたくなったり
均衡が保てないからゆらゆらぐらぐら
心臓にささくれができて、そこからどんどん悪化してる。

いやだなあ
駄目だなあ
格好悪いなあ

丸くなったのは表面だけで、実際は殆ど成長してない
こう云うとき、露呈するよね。

ドライで淡白で、全部どうでもいいよって許容してるふりして実際
狭量でさみしがりで、執着しないように予防線。
可愛いねえって甘やかす側ばかりだけど、ほんとはものすごく弱いんだ。

とげとげ、いがいが。

わかってるよ、わかってるよ。
自分の言ってることくらい、ちゃんと理解してる。できてる。

弱ってるのに誰にも頼れないのは普段からそう云う距離にいる自分のせいだ。
そんなの、当たり前じゃない。

反吐がでる。
これしきのことで、揺らぐなよ。馬鹿。



吐き出したらちょっとすっきり。

いーかげん認めたらどうなんだって話です。ええ。

 
さようならすら云わせて呉れないなんて、随分残酷だね。

は。

意外性、というものにひとは惹かれるらしいけれど
果たして意外性ってなあに?

蓋然性とどう違うのか。

ただ、ちゃんと見てないだけなんじゃないかなあ。
それは悪いことではないよ。

想いはぐるぐる
回って巡って胎内循環
微熱の兆候、指先の震え
弛緩した喉、目に痛い涙

右目は明滅
左目は点滅

頬を張って欲しいなんて誰も言ってない。
触らないで。
あなたの指先が汚れてしまうよ。

あかるい月夜に夢の中、出逢いましょう。
青白い光には浄化作用
きっと、きっと。

ずっとずっと。
遠く遠く。

繰り返すことに意味があるならいいのになあ。

お終いの日は遊園地。
昨日ならほら、ここにもそこにも
埋もれてるから発掘したいなら、ご自由に。どうぞお好きなように。
したいようにして。ね。

ぐるり

反転したらまぶしさで溶ける。

そして僕はまた、



◎ ◎ ◎


すればできる。当然。

少なくともね、僕に関して云えば、
お勉強の範疇に入る事柄で、やってできないことなど、ない。

資格のお勉強も
試験のお勉強も
大学のお勉強も

やれば、できる。

1やれば、1できるようになる。
2やれば、2できるようになる。

単純明快。
掛け算なんだ、きっと。

努力×能力=結果

僕が、あたまのよいひと、と云うときはだから結果じゃなくて能力。
努力も才能だけど、あまり興味はない。

今更何を、と思うけど。

僕は能力が1,5のひとも知っているし、勿論0,3のひとも知っている。
それだけのことだよ。
だから、結果が出ないときに努力不足、は或る意味正しい。

それだけ。なんだけどさ。

あなたが0,5で僕が1だからって、僕に対して敵意を抱くのはどうかと思う。
僕がいつ、あなたが0,5であることを見下した?
そんなくだらないことで、ひとを見下すなんて馬鹿らしくってやってられない。

わかってるとは思うけれど、僕が1である、あなたが0,5である、そのことに対する僕の責任なんて微塵も存在しないよ。仕方ないじゃない。
僕はたしかに自分のあたまはいい、と認めているけれど、それは単純に、能力が1である、ということを認めているに過ぎない。
だからって0,3や0,5を見下すことには繋がらないし、1,5を妬むことにも繋がらない。

やればできるけど、やらなきゃできない。
その点に限って云えばあなたと僕は同列。

お願いだから、そんなくだらないところで張り合うのは止めてくれないかなあ。
せめて、結果で喧嘩しようよ。

あーああああ。

見当違いの非難を滑稽だ、と思える余裕があってよかった。や。

 

あたまいたい。

2007年11月1日
ずきずきする…。

あーもうなんか無気力になりきれない。
のに、対峙する気力も根気もいまいち乗らない。

がしゃん。

がしゃがしゃ。


ばたん。


あきら兄さんとたろーさんのちゅうで癒されました。
もうね、可愛くってにやける。
三十過ぎのひとたちにハタチの小娘が可愛いってゆっていーのかわからんけど。
でも猛烈に可愛い。めろきゅんだ。きゅんきゅんする。ぜ。

さっき勉強しながらチョコレイト食べたら今吐き気が酷い。
体質変わったかなあ。味覚は変わらないんだけど、嗜好は変わった。

チョコレイトのせいなのか
頭痛のせいなのか
それとももっと別のなにかのせいなのか。

…。

あのひとに、会いたいと無性に思う。

会って、話して、笑い合いたい。
白い肌だとか、存外骨ばった指だとか、零れる繊細な視線だとか。
触れて、存在を確かめたいな。

これじゃあまるで恋してるみたいだ。ね。
我事ながら滑稽。


もう駄目だ。うあ。あわわわわ。なんかへろへろ。よわっちくなってる。
とりあえづ今夜は眠ります。
目覚めたら世界に対峙する勇気がわいてたら好い。な。

 
わたしにはそんな言葉は云えないし似合わない。

羨ましくないか、と云われたら否定はできないけれど
然し他人に凭れ掛かることに対してひと一倍警戒心も強いからこれで好い。

誰かに支えて貰わなきゃ立てなくなったらお終いだ。
不特定多数に少しずつ手を引いて貰っていれば充分だ。ねえ。

諦めているのでも枯れているのでもなく
冷めている訳でもなく、枯渇している程でもなく
最初から、抱いてなぞいないよ。

希望的観測
絶望的予測

どちらもね、並べるだけなら簡単。

ただそこに依拠はしたくないんだ。


好きだ、と思うひと達がいらっしゃって
大切だ、と思えるひと達がいらっしゃって
愛しい、と思う彼女等がいる。

これ以上なにが必要なの。
僕は今でも彼等彼女等に支えられている。


そういえば電波少女から電話がありました。
水素カーと年金制度について喋ってらっしゃった。

…。
 
 
嗚。

耳鳴り。酩酊。思考の残滓。
あまいにおいがするねって云われた。

重たくて甘い、ヴァニラとムスク。

うつくしいものが好きでかなしいものが愛しくて
僕等はひとり、痛みに耐えては苦しい吐息であいしていると呟いた。

ひとり。
ひとり。

…ふたり?

ふたりにはなれなかった。
どんなに願っても、どんなに祈っても僕等はひとりとひとりで
溶け合うことも混ざり合うこともできぬまま中途半端な笑顔で毎日キスをした。

春が好きで夏が嫌いで冬の終わりと秋には泣きたくなった。
雪の匂いと白い溜息と缶コーヒーで思い出して
真夏の日射しと蝉の悲鳴と夕方のぬるい風で忘れようと思った。

季節は巡る。そうして幾度目かの冬はまた来る。
留まることを知らない時は残酷で、塞がることなどないと思った傷口には引き攣れた痕だけが僅かに残っただけだった。

たった、それだけ。

授業中ふと彼女の香水の匂いが鼻先を掠めた気がして、ああもうそんなことはありえないのにと若干自嘲気味の苦笑を浮かべちいさく溜息をつく。

ねえ、君。
君は今でも僕のこと、覚えている?

世界の終わりを望んだ日々はもう過去で
ただその想いだけ、未だに僕の中でゆっくりと溶け続けてゆくよ。

cake

2007年10月25日コメント (1)
どうしても独りじゃ過ごせなくてマスタの処。

お誕生日、ってゆったらケーキ買ってきて祝ってくれた。
零時丁度のバースデイソング。
知らないうちに用意されたケーキ。

ほんと、ここで越えられて好かった。うれしかった。
お客さん相手のサービスでも、うれしかったな。

マスタの
人間関係は鏡だから。って言葉で
嫌なやつだったら幾ら客でもこんなことしない、って台詞で
わかんないけど泣きそうになった。

お誕生日メールくれたひと
電話で祝ってくれたひと

べつに、とりたて意味がないのはわかっててもうれしいんだ。


ハタチで決めたこと。
死にたい、って言わない。

思うことはやめられないけど
厭世家の死にたがりであることは変わらないけど
もう、やめるよ。安易な甘えは此処等で仕舞いサ。

しあわせに報いたい
親愛に応えたい
耐え得るだけの強さと誠意を。

幸福の重さと痛みから逃げないでいたい。

また一年
お付き合い下されは、是、恐悦至極。

 
観てきた。

遊びに行って
お酒飲んで
楽譜買って
映画観て

ひとりでさよならしたくなくて今マスタの処。

さよなら
そうして
いらっしゃい

きっとなにも変わらないよ
でも
やっぱり覚悟は必要。

苦しいや、なんでかな。

あと30分。

いままでありがと。ね。

 
できるといーけど。ね。

ってゆったら

できるよ。って。

面倒くさかっただけの可能性が高い。けど。
その状況を回避したいがためのことばだろうって予想したけど。
それでも、すこしうれしかったのは多分予測してないことばだったから。

なんだか、うれしかったんだ。
ありがとうってゆったらきっと、なにが?って云うだろうし
そもそも感謝されること自体重たいだろうから内緒。
だけどそれでも。

僕は、僕になにかができるだなんて思ってなくて
誰かを救えるとか助けられるとかそんなこと、微塵も思ってない。

でもやっぱり好きなひと達には、壊れて欲しくないなって思う。
深淵を、覗いて欲しくない。
心臓をつめたい手で握り締められるような、そんな思いはして欲しくない。

やっぱさ、笑ってて欲しーじゃない。
無理してじゃなくて、素直に。

たまには泣いたり怒ったりふてくされたり愚痴吐いたり
そういうことがあっても、愉しいことがあったら笑えるようにさ。

僕の甘さはひとを救わない。

それはね、わかってる。
手助けもできない。それも、わかってる。

痛みに顔を顰める子供に、甘い甘いお菓子をあげることはできても
痛みを取り除くことも、治療法を示すこともできない。
そこが今の僕の限界。

フォローしたげな、って云われたけど
僕には愚痴を聞いて、一緒に笑って、それしかできないよ。
そこまではできるし、できることならする。勿論。

それしかできないことが哀しくもあるし
でも、それ以上に踏み込むことが厭だとも思う。

変化球しか投げられないよね、って云われたことがあったなあ。
直球勝負のひとは、怖いから嫌だ。


いろいろ、矛盾してると思いたいお年頃。
明日になったらなにか変わっていたら面白いのにな。

 
日溜りのなかで眠っていたはずなのに
うとうとして、気づいたらあたりは真っ暗。
…。

ひとりぼっちで置いてゆかれた気分だ。

指が震えて、息が苦しくて
あ、なんかまずいな。

幸福な夢をみていました。
あのひと、誰だったんだろう。

今すぐ抱きしめてくれたら無条件で全部あげてしまいそう。
そんな瞬間も、ある。よね。

スイートリトルライズの「腕にいれて」って科白が云いたい。
ね、腕にいれて。そのまま、すこし呼吸させて。


ホルモンバランスに左右されて右往左往しなきゃだなんて。なあ。
ああねむたくてたまらない。

 

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