停滞

2007年7月24日
してる。

空気、湿度、匂い。

生温い部屋につつまれて反芻する夢の跡
残響に共振する現実は歪んでまたひとつどっか消えた。

日常のなかで日常を生きる
それはひとつの当然だけど
こんな昼下がりにはどうしたって現実感がなくなってゆくよ。

昼食の音
掃除機のノイズ
テレヴィが流す下らない娯楽番組
食器の触れ合う、水の流れる、

なんでなんかな、世界のどこにも所属してないって思うよ。
そこからすこし離れた場所で淡々と呼吸してる感じ。

離人感とはまた違うんだろうけど
ふっと現実が遠くなる。
小さい頃から繰り返された感覚で、ああまた、って思う。
あの頃感じてたわけわかんなさを最近すこし言葉にできるようになったな。
おいてゆかれた気分。
どこにも、誰とも、何とも交わってない感覚。

それが寂しいとか哀しいとか、そんな単純じゃなくて
不安なんだけど一方で心から安心してて
それはあるべきものが、そのままの状態でただしく在る、ような
ああやっぱ僕はこういう状態に居るのが正しいんだ、みたいな
どこかでちゃんと安定してて納得してる。

心許なくて、不安定で、なにひとつわかんないんだけど、でも世界そのものは無関心に優しくて、全部嘘みたいなのにどうしようもなく現実っていう。ね。
たまに、こっち戻ってこれなくなるかな、って頭の片隅で思う。
好きなひとだとか、知人だとか、血縁だとか
たくさんたくさんのひとが生きてる地続きのこっちの世界に。

まあ、そんなことはなく
大抵短くて数分、長ければ半日くらいで戻るんだけど。
それでもときどき
どこにゆけばいいのかわかんなくなるよ。

欠落してんのかなあ。
でも欠落はあいつの専売特許だよなあ。
ああ、今は超越者の彼女じゃなくて、欠落者のあの子に会いたいな。
あの子ならなんて云うだろう。



…あ、戻ってきた戻ってきた。
まだ随分曖昧で危なっかしいけど、今はこっちだ。よし。

助手室からお呼びが掛かってるんだっけ。
うーん、明日、明後日あたりゆかなきゃ拙いな。

あー。
暑い。

よし、洗濯機まわしたらジントニックでも飲もう。
そうしよう。

 

かみなり

2007年7月22日
神鳴り。

ごうごうゆう。
あまつぶ、というよりももっとなにか大きなものが
大きな流れが
空気に触れる、それら表面に叩きつけるよう、に。

薄暗い部屋のなかで音を聞いていると
なぜか眠たくなって
けして心地の好い音ではない筈なのに
ああ、このまま、と。

流れてしまう
閉じ込められてしまう
溶け出してしまう

それはどんなにか幸福。





嘘だよ。


あめのおとを聞いていると眠たくなるのは本当です。
どこにもゆきたくないな。
あたたかいこの部屋でずっと眠っていたい。



そう、雷がきらいな女の子が多いと聞きますが
僕はむしろ好きです。
雨の日はいろいろ思い出すから、なんとなくぼうっとするけど。

こんな強い雨ならバイト先は暇でしょう。
きっと暇で暇でしかたのないくらい暇な営業になる。暇死にできそう。
暇なひと、遊びおいで。

 

ひみつひみつ。

2007年7月20日
◎ ◎ ◎

気になるひと。もの。こと。

ダイアン・アーバス(写真家)

黒谷 都(人形遣い)

アリュール(香水)

GADGET GROW(メンズブランド)

日本文学衰勢史(本)


◎ ◎ ◎

こんな夜にはことばが沁み込む。

言葉の魔法で僕はバラバラになる、って云ったのは太朗さん。
僕は彼の言葉でただひたすら、流れない涙で泣くんだ。

ねえ。

大切な本、昼下がりの喧騒、夜の空気、青葉越しの日差し、まっすぐな道、野良猫の鳴き声、浴室で響く音、あまい煙草、ブドワールの匂い、図書館の静謐、ショパンのピアノ曲、みずみずしい果物、つめたいヨーグルト、トロイメライの感傷、心躍るようなジャズ、寄り添ってくれる時間、夜明け前の一瞬、美味しいパン屋さん、お洋服達、プラットフォームシューズ、
それだけじゃなくて、好きなひと、大切なひと、いとしいひと。
それにまつわる記憶。

こんなにも、好きなものがたくさんあることを
すっかり思い出せなくなってた。

ほんと、駄目だなあ。


閉じこもって塞ぎ込んで、自分の中ばかり見てたよ。

でも、もう。

浮上した瞬間。一瞬だけね、世界が色彩を変えるんだ。
忘れたくないなあ。忘れちゃいけないなあ。

多分きっと未だすぐ落ち込んだり落ちたり転んだりするんだろうけど
この感覚だけはちゃんと覚えておこう。

なんかいっこふっきれた。

うし!ふっきれたふっきれたふっきれた!元気!

元気になったので、暇なひと遊ぼっ。


 

ナイトメア

2007年7月20日
さっきまでみてた夢。
まだ、くるしくて、やだ。

無自覚に
さようなら、軟禁、高原


一転

中学校時代仲のよかった、そうして好きだったひと
セーラー服の女の子たち
  君
白いシャツ

あれはきっとあの場所で
トラウマばかり

混迷混同

透明な眼球は濁った塵ばかり透けて見える
綺麗なおおきな目が死んで魚の様に

ナイフ

狂った目

抑圧された教室
満ちる狂気
導火線カウントダウン

爆発

カッター
長い刃物
ぎりぎりと引き裂く

集団心理
ひとり
壊れた部品





サクリ
ザクリ





いろんなひとの
いろんなところの

じわり
鮮血

飽和均衡破壊要素

逃走
施錠
焦燥

ああああああああああああああああああああ!!!!!



怖い怖い怖い。
夢だってわかってるのに
夢だってわかってからも。

まだ呼吸が巧くできなくてくるしい。
こっちがわに戻ってこれない。

どうしよう。
怖い。心底。

嗚。

 

刹那主義

2007年7月16日
明け方突然怖くなった。

十九になった時に彼女が呉れた言葉で、これまでの十九年間が無駄なものじゃないって信じたいね、ってあった。
わたしは、きっとその時「あなたに出会えたから無駄じゃなかった」って思って、実際それは今でも心の底から思ってて、あなたに、あなたたちに、今迄出会ったたくさんの大好きなひとたちに出会えたこの十九年間っていうのはわたしにとって無駄なものじゃけしてないんだけど。
でもたとえばあの子が消えた世界で、わたしは今まで通りそう思って存在していられるのかな。
大好きな彼等彼女等が消えてしまった(それは文字通り消えてしまっても、わたしの視界から消えてしまっても)世界のなかで、わたしは今までみたいにわたしでいられるのかな。

誰がいてもいなくても、わたしはわたしであることしかできないのはわかってて、たとえ今この瞬間好きなひとたちに嫌われてもわたしでいることを放棄することなんてできなくて、それは当然で、そんなことを云いたいんじゃなくて。
もっと、もっと、根源的な、言い換えれば精神的な。

わたしと云う存在は覗き込めばわかってしまうのだろうけれど所詮からっぽでなにもなくて、からっぽだからこそそこに意味を見出すのはわたしじゃない誰かや何かに頼るしかなくて、今のところわたしが一番大切にしてるのはそうして一番依存しているのは誰かを想う気持ちだとかことばだとか、そんな形のないものばかりで、存在だってあやふやで境界なんて曖昧で、目を離したらその瞬間どこかに行ってしまうかもしれないっていう怖さがずっとはなれてくれないよ。

必要以上に近づかないのは離れてくのが怖いからだ。
でもそれを認めたくなくて衝動的に近くにあるものを棄てたくなる。
なにかを貰っちゃったらやっぱりのそ分だけ返したくなって、でも結局なにひとつあげられるものなんてないから途方にくれるんだよなあ。

ひとが定義した存在理由に縋れるほど素直じゃないのに自分じゃ自分を定義できなくて肯定できないから常に否定材料つくりつづけて、そこに縋ってようやく呼吸を繰り返してる。
露悪趣味も大概にした方がいい、なんてとっくにわかってるけど、じゃあ一体どうしたら好いのかなんて皆目見当がつかないんだ。

ひとの想いなんて信じてないよ。
だから想ってもさみしいだけだよ。

好意を投げたら好意が返ってくるっていうのは大抵の場合成立する、ある意味方程式みたいなもんなんだけど、でも返ってくる好意は相手の気紛れで、ほんの些細なことで返ってこなくなることだってあるし変容する場合だってある。
わたしはきっと、投げることに意味を見出して、返ってくることへの期待を軽減させないとやっていけなかったんだろうし、それは今だって同じだ。
ねえ、盲目的になにかを信じるのと、盲目になってなにも信じないのってどこがどう違うの。違うことくらいはわかるんだけど、どこが違うのかまったくわかんないんだよ。

いとしいひとが消えた世界で生きてくくらいなら
わたしは死んでしまいたい。

こんな恐怖を感じながらずっと生きてゆかなきゃならないなら
ここから逃れる術がないのなら。
(そうしてそれは今現在まったく見当たらない)



どうしたら好いのかわかんないならどうもしなけりゃ好いじゃんね。
なにもかもぜんぶ終わりにする方法ならもうわかってるよ。


 

とらぷとりぷ

2007年7月12日
竜太朗が好きすぎてどうしょもない。うん。
今日実感した。あわわわわ。

だってさー言葉が、声が、もう駄目なんだよ。
侵蝕される。鳥肌たつ。泣ける。
音楽ではほとんど泣けないのに、彼等とショパンは別。

あー。やばいな、これ。なんかひきずってる。

あのひとがたとえどんな曲を唄おうと
あのこえが、感性が、そこにあるならきっとすべて受け容れてしまう。

これって愛か?あれ?
僕、そっか、あのひとの創り出すもの、愛してんだ。成程。
今更気づいた。

今いなくなれらたら死ねるもんな。
後追いとか言われたくないけど、そんなこと望まないだろうけど
でもなんか死ねそう。うん。

まあ、僕は僕の魂だか精神だかの価値なんてそこらへんに転がってる塵芥と同列だとしか思ってないからすぐ棄てれるが。
死んでどうなるってこともないしなあ。
両親あたり狂うかも知れんけど。
あのひと達いなかったらもうなにも枷がなくなっちゃうなあ。

思うんだけど、死ねない理由ってひとつしかないよね。
少なくとも僕のなかにはそれ以上の理由が見つからない。
誰かの愛情を一番に与えられてしまったら
与えてくれるひとが存在してしまったら。
ああ、易々とは死ねないなあって思うもん。わかんないけど。

想いってのが重いと同じ音なのは偶然じゃない、と思う。
真っ直ぐな想いは確実に重量質量があって
それをまともに抱えちゃったら身動きが取れなくなる。
怖いな。
自分が動けなくなるなら未だ好いけど、
もし、相手が。
そうならないように注意は払ってるけど、さ。

ああ、だからまあ、あれです。
僕は頑張って毎日生きるわけです。
死にたいなあとか消えたいなあとか居なくなりたいなあとか
ぼんやりと思いながら呼吸して食事して睡眠とって
時々襲われる衝動遣り過ごしながら緩慢に、ね。

愛するひとやものっていうのは死ぬ理由になれど、
死ねない理由にはきっとならない。
それは多分僕の想いなんて所詮一方通行だからなんだろう。
それで好い、と思うけど。
それが好い、と望むけど。

ああそれならばまぶしいものをみたときなぜわたしはむなしさを、かなしさを、せつなさを、どうけいを、しょうけいを、たまらないせつぼうとぜつぼうとせんぼうを。

なーんちゃって!

徹夜明けで少々センチメンタルなだけです。
朝日がまぶしくて脳内回路が悲鳴をあげてるだけです。

わたくしフカシロは今日も元気に生きてます。

あ、なんか今肉食べたい。肉。

うつうつ

2007年7月8日
どうやら。寒波じゃなくて鬱波到来。

些細なことが積み重なって堰を切るように傾れ崩れる。
何時も何時も。

悪いのは常に自我や自身。
悪意の無い場所で疵付くのは馬鹿げているのに。
それはきっと。

非生産性が
無為が
苦しくなった処でなにもできないならば
本来苦しいなどと口にすべきじゃないんだろうね。
嗚。

内側に剥落してく。
速度が速く速く速くなってゆく。

いやな夢ばかりみるよ。
ごめんね。

いっそ眠れてしまえば楽なのに。
睡眠時間は不足してても一向に眠たくならない。
あたま痛い。

ねえどうか。どうかお願いだよ。
おいてゆかないで。

滲んだ景色はひどくぼんやりと、境界線すら曖昧で
不定形な自己なんてとっくに溶解して何処かに消えてしまったんだ。
拡散した過去は掌から滑り落ちてしまった。


つよくないよ。
でもよわくもないよ。

もろくないよ。
でも。

しんじらんなくてごめんね。
ほんとうはあしたもあさってもいっしょならよかったのに。


でも。
嗚咽は殺せる。今は未だ。

最後の科白は言わない。
最低限のルールだけは、破っちゃ不可ない。
そんな気がするよ。

「    」「    」「    」

未だ、この程度なら大丈夫なんだけど。
でも一寸だけ弱音。
こんなとこに晒して好いもんなのかわかんない。けど。

瓦解寸前になったら潔く        。ねえ?



全部を一度に終わらせられる方法が
僕の知っているひとつ以外にあるんだったら誰か教えてよ。


 

とろろろ。

2007年7月2日
すべてが溶けてしまえば好い。
輪郭なんてなくなってしまえば好い。

世界もあなたも僕も
空想も思想も思惟も自我も
ぜんぶぜんぶぜんぶ。

なくなってしまえば好い。のに。

(嗚呼でもそうしたらどうやって触れ合おう)

しゃぼん玉がはじけて消えるみたく消えてしまいたいよ。

 
ねえ、魚を溺れさせる方法、知ってる?


好きな映画で五本の指に入る『溺れる魚』

http://www.pandora.tv/outSearch/index.asp?ref=da&;ch_userid=wltns0930&mode=view&id=640980
http://www.pandora.tv/outSearch/index.asp?ref=da&;ch_userid=wltns0930&mode=view&id=641543

全部観られるとこ見つけたのでうれしくなってまた観たよ。
もう五回目くらい?もっと観てるな。
ストーリ滅茶苦茶だし、B級って云われてもしょうがない気がする。
けど、でも、僕はとても好き。

キャストがね、椎名桔平、窪塚洋介、仲間由紀恵、渡辺謙、等等。
まあおっそろしく豪華。
あ、でも僕、はじめて観たときはIZAM目当てでした。笑
素敵なんだよー、雰囲気が。演技下手ってかカツゼツ悪いけど。
野際陽子なんかも友情出演してて、好い感じに壊れてて素敵。

堤監督はトリック撮ってるひとだよね。
うーん、若干トリックのが秀逸だなって思うところも多いけど
でもあんな感じのテイスト好きなひとなら愉しめると思う。よ。

明け方の海辺でパイ投げをするシーンがあってね、
その前に成宮氏(ダンサー役)が踊るんだけど、それも綺麗。
一等好きなシーンだな。
みんな一緒で、刹那で、いつ世界が終わっても好いやって。
そうやって今が愉しくて、でも、今しかなくて。
未来なんて望んでないからはしゃいでるのにどこか物哀しくって。
明日死んじゃっても構わないや、っていうね。
僕は、そういうひと達がたまらなく愛おしく思える。
わかんないけど泣きたくなるんだよなあ。

エイっぽい生物を見つけてね、それが大地震の前兆だって話で。

「絶対、絶対くるよ。大地震」
「でもそれ好いかも」
「一度、なにもかも壊れて滅茶苦茶になっちゃえば好いのに」

この会話も、好き。端的にあらわれてるよなあ。

それをすこし離れて観てる刑事ふたりは圧倒的に日常側の人間。
その温度差というかコントラストが酷く鮮やか。
窪塚の、なんかいーっすね。ってことばが、妙に痛い。

絶望も希望もない、その一刹那しかない彼等を圧倒的彼岸から眺めて
そこに含まれるいろんな哀しみも痛みも果敢なさもなんとなく感じてはいるんだろうけど、でも結局わからない。
そのひとがなんか好いね、って云うってこと。
なにが好いのかわかんないんだけど、でも、なんか好いね、って。
それがまた、隔たりだったりもするんだろうけど。さ。

まあとりあえづ、アマゾンから概要を引用。

日活アクション映画の“エースの錠”に心酔している白州(椎名桔平)と、女装癖のある秋吉(窪塚洋介)。刑事としての自覚にまったく欠いているこのふたりに、警察内の内部犯罪を取り締まる特別監察官室の相川(仲間由紀恵)は、公安部警部・石巻の動向を探らせることに。石巻は大手フィルムメーカーのダイトーやチャイニーズ・マフィアとの癒着が疑惑されている。そんな折り、ダイトーに“溺れる魚”と名乗る者からEメールで脅迫状が送られて来た…。

実際、話の筋を愉しむより(そんなもんあってないようなもの)雰囲気を味わいたいひと、笑いたいひとに是非。

原作の戸梶圭太は嫌いな作家のひとりなんだけど。
話というより文章が嫌い。ガサツで品が無い印象。
『燃えよ刑務所』もこのあいだ読んでみたけど結局嫌いだったなあ。
この映画だともうまるで別物のお話になってるところも、好い。

100分くらいの映画なので、息抜きにどぞー。

 

青い春

2007年6月1日
観よう観ようと思ってて、でもその実ずっと敬遠してた。
期待してたから裏切られるのが嫌で、
だからもう観なくてもいーやって思ってた。


…やばい。呑まれた。

痛い痛い痛い。吐きそう。
こういうの観ちゃうとほんともうなんも要らないから、欲しくないから、お願いだからなにも与えないで見せないで近寄らないでってなる。

爆発するから
膨らんでってゆき場がなくて、どうしようもなくなって
限界まで張りつめて、ぎりぎりのところ
表面張力でどうにか保ってるけど実際はもう余裕なんてなくて
すこしでも触れたら
僅かでも振動が伝わったら
そういう切羽詰ったところで綱渡りしてる。

簡単に素晴らしかったなんて言いたくない。
だからなんも言わない。言えない。

誰も救われないよ。
天国の筈なのに、微塵も救いがない。

そもそも九条は救われたいなんて願ってないんだろうな。
九条が主人公として描かれてるけど、これは実際のところ青木の物語。
そうして誰も救われたいって願ってない。
多分きっと、救い、って選択肢が最初からないんだろうね。
そういう世界。

だからこそ、余計、痛ましい。

どこにも続かない、どこも目指さない、なにも救わない、誰も救われない、全部が消えてっちゃってなにひとつ残らない、限りない刹那、閉塞してる現実、虚構じみたリアル、崩壊と終焉のための音楽、眩暈、焼き尽くしたあとに残るのは灰と世界を悼むような光、その中で呼吸する僕等、永遠に見える瞬間、やさしすぎてうつくしすぎて残酷な世界。
くるしくなる。
哀しくなれないくらい、涙が流れないくらいくるしくなる。

劇場で観なくてよかった。
そしたらきっと息ができなくなってた。


さいご。

松田龍平は格好好い、と自動車かなんかのCM見て以来気になってたけどやっぱりめためた格好好かった。素敵。ちょう素敵。

そんな軽い感想で、おしまい。

 

はやびけ

2007年5月31日
あたまいたいなあ。
骨髄が熱を孕んで、これからもっと、を示唆するんだ。
なんかこのまま溶けれそう。
熱が逃げてゆかない身体は内部からゆっくり。

ゆつくり
ゆつくり
じわり
とくり



ほら


(絶え間ない頭痛
 狂調で駆けあがるカノン、弦の悲鳴
 眠り兎の哄笑は響いて
 しろい残像が鼓膜の底でスパークした)


もう内臓が侵蝕されてきた。
次は両の足。頚。眼球。
背骨が伝える密やかな悪意は確実にソレを蝕んでゆく。

熱の胞子がはじけてまた体温があがる。
飛散した断片があたらしい胞子をつくって眩暈。

煙草で喉を殺菌できないかな。ウィルス殺せそう。
なんにせよ体力勝負は今夜。

…でも、ああ、かぜの時ってやっぱり心細いね。
熱を持ったあたまがやたらリアルな夢を描くよ。
浅い眠りを繰り返すから眠った気がしない。

無理矢理眠るべき?

 
憂鬱な雨に閉じ込められた薄暗い部屋で呼吸を続けていたらきっとこのまま魚になってしまえるに違いないとそんな下らない思考に染まってゆくのがわかるからなんだかちょっとつまらなくなって最近しきっぱなしにしてあるあたたかい布団のなかなにも聞かないで好いように爪先からあたまのさきまで潜り込んでぎゅって目を閉じたそのまぶたの裏側で雷鳴が響く度にむらさきいろの雫が弾け飛んでる気がしてこれは一体なんなんだろうかと暫く感覚だけ追ってみた

小降りになった雨はそれでも定期的に窓枠を叩く。
崩れたお豆腐みたいにぐずぐずで使いものにならない脳味噌なんて
いっそ綺麗に流れて行ってしまえば好い。

薬物とニコチンで毒された脳と肺と神経と、それからあらゆる細胞と
弛緩しきった神経は眼底にぞろりと白い視神経の幻覚を見せる。

耳障りなノイズ。
消えて呉れない頭痛。

パノラマ
万華鏡
ステンドグラス

脈絡は消滅
残ったのは諧謔

今日と明日と明後日とそれからそれからそれから。
繰り返される今日と明日と明後日と明々後日と…一年後、三年後、十年後
眩暈がするような毎日が平坦なままずっと連なって
僕等はひとつずつ知らないままに壊してゆく。

うしなわれるから貴重ってだけで
ほんとの価値なんて誰もわかんないよ。

馬鹿みたいにしがみついてないで
なにも持ってないことを潔く受け容れなさいよ。

嗚、煩い。

雨音が響く
それが誰かのことばに聞こえて仕方ない。


◎ ◎ ◎

たまには、何も考えずにことばを連ねてみたい。
そんな衝動。(失敗したけどね!

 

朝がきた

2007年5月26日
あ。

風がね、夜と全然違くてなんていうかな、全然全然、さらっとしてるんだ。夜の、あの、不思議にこっくりとした、たとえば練乳みたいな感じじゃなくて、エバミルクみたいにさらさらしてる、そんな。
わかんないけど、どんなものでもひとでも、なんかどっか健康的で健全な気分に染めちゃうような、染まってないけどなんとなくそんな風に見えちゃうような。朝のひかりとか、空気のつめたさとかって、そういう力があると思うよ。

犬の散歩。朝ごはん。登校前のシャワー。新聞。つめたいミルク。

挙げればきりがないけど、ほら、なんかみんな共通してる。
わかるかなあ。伝わるかなあ。
なんだろう、あかるい、透明度のたかくてしろい景色。
夜のあいだずっと感じてた禍禍しさがすって消えてゆく瞬間。

段々あおくなる空とかさ、その後完璧にしろくなった空とか。

ほんと幻想なんだけど、多分錯覚なんだけど、あたらしいいちにち、って感じがするじゃないか。なにも失ってない、なにも損なわれてないいちにち。その始まりに立ちあえるっていうのはなかなか気持ちの好いことだと思うよ。
たとえ、そのいちにちがゆっくり消えてゆくものだとしても、さ。

だから、朝の電車のホームは嫌いじゃあない。
人ごみ嫌いだから、ラッシュは嫌だけど、でも、その前。
閑散としてるホームにスーツ姿のひとたちがぽつりぽつりいる状態。
ゆくべきひとがゆくべき場所へゆく、そのあかるさ。
ほとんど安心にも似た感情を抱くくらいに。


こんな言葉を羅列して、あのひとに伝えたい気がしたんだけど。
多分きっと云わなくてもわかるんだろうなあ。

僕等、驚くほど世界に対する眼差しは似てるから。さ。

そんなことより。

ああもう、ちょうたいちょうわるい!
なにこれ!むかつく!

 

泣きそうになるもの

2007年5月25日
プラのおうた。太朗さんの声。ことば。
まるで魔法。

ことば。
たまにね、触れて、泣きたくなるんだ。

そんなことばを使うひとになんて滅多に出会えないけど
出会ってしまったら僕はひたすら抱きしめるしかできないよ。

どれ程嗚咽を殺してるかなんて知らないでしょう?

僕のことばなんて結局ちっぽけで
何処にも届かないことも自分でわかってる。
救いたいなんて分不相応な願い、とっくに棄てたよ。

だからたまに、いっくんのことばが好き、って云われると
堪らなく嬉しくなっちゃうんだけどさ。

◎ ◎ ◎

眠れない朝にはひとりあそび。

 

モルクワァラ回収人

2007年5月24日
ひとりのおとこがしんだのさ
とてもだらしのないおとこ
おはかにいれようとしたんだが
どこにもゆびがみつからぬ

あたまはごろんとベッドのしたに
てあしはばらばらへやじゅうに
ちらかしっぱなしだしっぱなし

◎ ◎ ◎

今の処二勝一敗。
勝ち越すつもりだけど戦績はどうなるかな。

◎ ◎ ◎

深夜、サークル仲間と一時間半くらい電話しながらネット通販で
二万円以上つかいました。
こわいね、深夜の通販。テレヴィなくてよかった。絶対はまる。
あのどうでも好い鍋セットとか、よく落ちる洗剤とか。
あとあれだ、高機能ジューサーとか。
否、フードプロセッサは欲しいけどね。本気で。
でも今殆ど本格的な料理はしないからな。

何回「あ、これ欲しい」って言ったんだろう。
確実に、おわってるひと、への道をひた走ってます。
いーんだ。
はまるとなんでも極端なまでにのめりこむ。両極端って何度云われたか。

今週の日曜日あたり更なる酒瓶とカクテルグラスと
その他いろいろアルコホール関連品が続々届く予定。いえい。

◎ ◎ ◎

表現者ってすごい、と思う。常に。
たとえばことばだとか、音だとか、物体だとかで
ひとを感動のなかに叩き落すことができる。
地獄も天国も見せられる。

意図してるか否かじゃなくてただ、そういう力があることが
なんかすごいことだ、と。

きっと彼等彼女等はひとの何倍も、何百倍も、何千倍も起伏のある
天国も地獄も跣で歩いてるんだろうね。
その目にはなにが映って
その耳はなにを聞いて
その手はなにを抱えてるんだろうなあ。

ねえ、天国まで連れてってよ。

そう云ってみたくなる。
天国も地獄も信じちゃいないけども。

…ああ、そっか。
成る程。
あれなんだ、多分、現実世界を跣であるくんだ。

天国よりもうつくしくって、
地獄よりも汚らわしいこの場所を。さ。

抱くのはどれだけの覚悟なんだろうなあ。
感じるのはどれほどの痛みなんだろうなあ。
そりゃあ、磨耗する、よ。無理ないわ。

だからこそ、僕はそういう人たちがたまらなく好きなんだけど。
切なくって愛おしくなる。
なんかさ、死んじゃいそうだもん。泣きたくなる。

喪失の予感を常に孕んでるひとたち。
そういうひとしか好きになれん。
ああ、だから僕、執着したくないのかもな。

置いていかないで、連れてって。

僕等、祈っても叶わないことを望まなくなったのはいつからだろうね。

◎ ◎ ◎

ああもうシャワー浴びよ。
折角沸かしたのにゆっくり入ってる時間がなくなっちまった。

なんだかんだでマゾヒストなので
自分を追い詰めるのは結構好きです。

ついでに
巧く追い詰めて呉れるひとも好きです。
(そんな情報要らない)


 
[7色レンジャーバトン]

■始まりの合図

◎あ゛ー…始める?りょっかい。んじゃ、ゆくよ。(やる気ない)

■身長は?
 
◎163センチメンタル+諧謔ヒール。
 とどのつまり大抵170弱はある。厚底大好き。

■体型はどうでしょうか?
 
◎どうって…どうって…えええ。とりあえづ、骨から太いです。

■髪質はどうですか?また好きな髪型は?
 
◎痛んでる。光ファイバみたい。
 んー、好きなのは最近ちょっとくしゃってしてるやつ。
 あとは鬱陶しい前髪とかぱっつんおかっぱとか。
 本日の写真はそう、太朗さん。こんな髪型ドストライク。ふふ。
 一等お気に入りの写真は載せないよーだ。(うざい

■目について語ってください。
 
◎二重で物凄く視力悪い。
 左のコンタクト、度数が−9,00。メーカで最強なのが−11,00なので
 もうすこし悪化したらコンタクトで矯正できなくなる。
 カラコンは−8,00までが多くて、左目にいれられるの探すのが面倒。
 ちなみに右目は−7,50。

■髪についてどう思いますか?
 
◎いろいろ考えて次は真っ赤にしようと思います。長さ変えずに。
 今久々に伸ばしてるし。切っちゃうのも勿体無いかな、と。
 ほんとはばっさりヴェリィショートにしようかとも思ってたんだけど。

■誰に似てると思いますか?
 
◎うーん…誰にも。強いて言うなら父親。

■好みのものを沢山あげてください
 
◎あまいもの◎やさしいもの◎太朗さんのおうた◎刹那◎快楽◎心地好いもの・時間◎手触りの好いもの◎甘ったるいもの◎歪んだもの◎きれいなもの◎フェティッシュ◎懐古主義◎忘れられたもの◎すこしだけさみしいもの◎とろとろ眠たくなるもの◎あたたかいもの◎不思議なもの◎果敢ないもの◎瞬間◎あの仔との時間◎ひらがな◎漢字◎ことばがきれいなひと◎深いもの◎その他いろいろ

■嫌いなものを沢山あげてください
 
◎からいもの◎軽佻浮薄◎図々しいもの◎そうぞうしいもの◎ほんとう◎暴力◎不幸自慢◎いしいしんじ◎流行追随◎軽々しいもの◎からっぽなもの◎誇示◎癖のつよいもの◎選民主義◎無根拠な差別◎そらぞらしいこと◎無知蒙昧◎嫌いを主張しすぎるもの◎…まだまだあるけど、止めとく。

■涙を流す(流しそうになる)ものは?
 
◎感情スウィッチを押すようなもの。

 たとえば◎リリィシュシュのすべて◎圧倒的な光景◎夢でみた情景◎ショパンのピアノ曲◎トロイメライ◎太朗さんのおうた◎切実で敬虔な祈り◎瞬間と永遠◎dolls◎さようなら

 或いはなんでもない瞬間、ふと見上げた空の碧さだったり酷く平和で穏やかな陽射しだったり、不意にすれ違ったひとのうしろすがただったり。

■自分の心に響いた話は?
 
◎銀河鉄道の夜◎セバスチャン◎葬儀の日◎きらきらひかる◎果実◎猫背の王子◎国境の南太陽の西◎姫君◎ぼくは勉強ができない◎神様のボート◎雁の童子◎致死量ドーリス◎楽園◎干乾びた胎児◎MISSING◎GOTH◎神様のはなし◎等等等

 
■一日で一番好きな時間は?
 
◎浴槽のなかで過ごす昼下がり。

 
■自分ってどんな人に見えると思いますか?
 
◎何考えてるかわかるようでわかんなくて、でもわかりやすい。
 ぱっと見奇天烈。よく見ても奇天烈。

■このバトンを受け取る7レンジャー!!

◎レンジャーものはそんなに好きじゃないのでアンカ!


◎ ◎ ◎

ことばが溢れてる。
窒息しそう。

らくがきちょうを買いました。

なにもしてないように見えるかも知れないけど
これでも結構どうにかしたくてじたばたしてるんだよ。
それで状況悪化させてるからどうしょもないけど。

…この間、不覚にも僕の主義に反するようなことをしそうになって
それが今でも続いてるから厄介です。
や、ひとはひと、僕は僕。だよ。ほんと。
それなのになんかちくちくするのはきっとあれだな、自己投影が入ってる。

ああ、そんなの気持ち悪い。
相手にはいい迷惑だ。

でもどうしても、なんかこうひっかかるんだよ。

ねえ、どうしてあなた、そんなことができるんだい?教えてよ。

 

letter for you

2007年5月16日
拝啓 

お元気ですか?
あなたにこんなことを言うのはどうかと思うけど、これしかことばが思いつかなかったので、元気?ってたづねてみます。
高校を卒業して、多分きっと最後に会ったとき、僕はいつもの癖で「またね」って言ったはず。またね、元気でね、頑張ってね、別れのことばには大抵、果敢ない祈りが込められてるからね。
結局それ以来会うこともなく、今こうして手紙なんて書いている訳だけど、これって届くかなあ。どっかで読めてる?感想頂戴とは云わないけど、読んで呉れたら好いのにな、とは思うよ。

まあ、どっちでも好いや。

あれだ。不思議なことにというか当然のこととして、というか未だ僕はあなたの存在が消失した、という実感が湧きません。
僕等未だ若いし。四半世紀も生きてないし。
十年後とかにどっかそこらへん、たとえばそうだな、ふと思い立って出掛けてみたちいさなパン屋さんとかでまた出会えそうな、なんとなくそんな気がする。有り得ないことだけど。その有り得ない、って云うのが不思議だわ。ほんと。

ね、僕さ、まあ十年後は無理だとしてもたとえば百年後とか二百年後とかに生まれ変わった時、もっと有り得る線で行けば僕が死んで、ひょっこり霊界とか天国だとか輪廻の途中だとか(あんまし詳しくないからわかんないんだけど)そういうところで何年か何十年か後、もしかしたら三日後とかにあなたに出会った時、ひとつ聞いてみたいんだよね。
ねえ、一番最後に見た景色はどうだった?
うつくしかった?哀しかった?それとも悲惨だった?って。

どうなんだろう。
僕が好きだったあなたの感性で、ゆっくり考えるように大切に生み出されるあなた自身のことばで、是非答えを聞いてみたいよ。

悠久なる時の流れからしたら僕等の一生なんてちっぽけなものです。
そのうち、二度三度、或いは気の遠くなるほど幾度ものの生を経てまた出会えたら今度は遊園地にでも行って遊びましょう。
そうしてソフトクリームとか瓶入りのラムネとか、子供じみたでも奇妙に愉快な気分になれる、行楽地的享楽、を与えてくれる身体に悪そうなものでも食べましょう。

随分と取り留めのない手紙になってしまいましたが。
何時もそんな会話ばかりしていたし、構わないよね。

それではまた。どうぞお元気で。

 

こふくろん

2007年5月14日
窓を開け放して夜に浸るのは気持ち好い。ね。

バルサミコでつくったソースは野菜によく合う。
美味しい。

シンプルに生きたいって思うよ。
部屋に置くものも、冷蔵庫の中身も、鞄にいれるものも。
その他いろんなものも。
そうしないとなんか、何処にもゆけなくなっちゃう気がする。

大切なものってそんなに抱え込めないから
だからこそ、ほんとうに必要なものがわかるようにしてたい。

これはなくても大丈夫。
これは駄目。
そうやって。

今、棄てられないものをみっつ選ぶとしたらなんにするだろう。
喪失をかんがえる、という行為はいつもすこしだけ僕をしあわせにしてくれるね。哀しくてさみしいしあわせ。

あ。ひとつ、思いついた。
ことば。

あとふたつ見つけられるかな。

 
あーもう、なんか。
結局、そうなんだ多分。

わかってたけど
わかってるけど

べつに、もうそれで哀しいとか空しいとか
そんな感情すら湧かないっての、これ、自分でもおどろいた。
そっか。
ああ、やっぱもう過去なんだ。

現在進行形でとりまく有形無形の様様と
過去完了でぼんやりとあたたかい記憶と追憶と

そこに、今を重ねるのは無理なんだよね。結局さ。
僕、そこまで空想家じゃあ、ないんだな。

身体に染み付いた(否、多分これはニットのせいだ)煙草の残り香は
自分が吸ってる時と全然違う。
むかし、嫌いだったけどね。今はそうでもない。否、好きじゃないけど。

結局感情も感傷も、自分の中で誇張されて反響して
残響はそれはたしかに甘いけど、でもお陰で頭痛がする。
浸ってたいと願うのは性質だからで
でも最終的にそれだって消えてくんだよ。気づかないのは錯覚だから。

影送りが美しいのは残像と青空のせいで
蝶の屍骸が醜悪なのは現実だからだ。

ねえ、永遠って祈りなんじゃないかな。
(ならば僕は何に祈れば好い?まるでわからないよ。)

変わっていってしまうなら
それを止める術を知らないなら
いっそ時間を止めてしまいたい。
ひとりで取り残されるのは堪らなくさみしいんだ。

こんなのただの我儘なんだけど。

みんなみんな、居なくなってゆくなら
最初から交わらない方が余程好い。
さよならなんてさ、嫌いなんだよ。
一回振り向いたらもうどうしようもなくなるのがわかってるから
そんなこと絶対しないけど。


できることなら
友達、なんて言われたくなかったな。
曖昧ならずっと続けられるのに。
嬉しくって哀しいや。
ああ、贅沢になったもんだねえ。

それでも多分未だ、僕『    』って言えてしまう。

仕方ないよね。出逢っちゃったんだもん。

◎ ◎ ◎

baby don’t cry but don’t sile

泣かないでよ
でも
お願い、笑わないで。


なーんて。

久々の日記は脳内垂れ流し。(って久々じゃなかったね、気づいた)
云う程墜ちちゃあいないから、大丈夫大丈夫。うん。
言葉にできるうちはね、救いがあるよ。
左袖に隠したナイフなんて見ない振り、必要なのは右手の握手。
ねえ君、そうだろ?


さあ!戯言の後は宴の準備だ。

 
ピアスをあけたら、すごくすごく変な場所にあいてしょっく。
うがー。
これ、どうしようかな。
ホール完成させる前に塞いじゃおうかなあ。

うーん。
もう一回、今度は安全ピンとかであけようか。

今日はバイト先で結婚式の二次会がありました。
あとね、まさやさんに作ってもらったお酒が美味しかった。
なんだっけな。
ウォッカベースの、アマレットとベルモット(?)と檸檬ジュース。

三月は、別れの季節だ。

なんか、そんなに親しくないひとでも
一度出会ったひととさようならをする、っていうのはそれなりに
やっぱりさみしかったりする。

基本的に必要ない限りアドレスとか交換しないし、連絡とらんしね。
二丁目繋がりのひとたちともほっとんど交換してないな。
なんでだろ。たまに、あれ、って思う。

今僕が気紛れやら衝動やらでふらっといなくなって、
もしそこにいなくても、ゆかなくてもきちんと連絡がとれるひと。
ちゃんと繋がってられるひと。
一体どんくらいいるんだろ。ふふ。

一度別れたらもうそれきり、ってひとたちもいて
それがなんとなく、ほんとになんとなく程度なんだけどさみしい。
やあ、繋がる努力なんてしないけど。

変化してゆく、入れ替わってゆくひとたちに
僕はどのくらい留まっていられるのかな。

理想は記憶だけの存在なんだけど。
三年後、五年後、十年後、なにかあった時にあいつ生きてるのかな。わかんないね。誰も連絡とれないじゃん。って云われるような。

まあ、そんなことになったら果てしなく孤独で
多分今の僕にはそれに耐え得るだけのちからなんてない。
だから理想なんだけどね。

さて。
mariちゃんからまわってきたバトム。

■mixiバトン■

●1.あなたのmixiネームと、その由来は?
┗ギィ、義一。
 最初がいち、だったので。なんとなく。

●2.今現在表示されてるあなたの「写真」は?
┗ねずみ。
 多分どっかのジュエリブランドの広告写真。

●3.今あなたのTOPページに表示されている9つのコミュとその説明をして下さい。

・水鏡
┗そのまんま。水の鏡。水面にうつった世界。
 鏡にうつる世界とはまた別。なんだと思う。

・tox・ic
┗毒の、毒性の。トキシック。
 つまるところ、ただ、侵されてゆくのが好きなんです。

・崩れる
┗崩壊するもののうつくしさ、が好き。
 崩壊するものしか持ち得ないうつくしさ、が好き。
 崩れゆくものはすべてうつくしいんだ。

・fairytale
┗御伽噺。
 フェアリテイル特有の残酷さは少女の残酷性の名残なんじゃないか。

・ IAESTE46期のコミュ
┗所属。サークルの同期。
 このサークルとバイトで僕の私生活の七割が構築されてる。

・甘い毒
┗ほんとうに危険なものは大抵抗えないくらいに甘い、と思ってる。
 というか、ねえ。中毒になるのは大抵そんなもの。

・ぬるい
┗微酔みも、泥濘も。僕をとりまくものは大抵ぬるい。
 微温湯の中で窒息する夢をみることのなにが悪いんだい?

・shhhh...
┗内緒。

・Zeigarnik Effect
┗ロシア人の考え出したこと。らしい。ふーん。
 でもさ、完全と不完全の差なんて、じつはそんなにないんじゃないか、
 とも思ったりする。こともあったりなかったり。

…なんか、すごく趣味に走ったコミュニティが並んだな。(除46期コミュ)


●4.このバトンを渡す9人を足跡から選んで下さい。

じゃあ、足跡最後から。

はるき
カナエ
ナポリタン
z歯
おぼ
フロキ
y
てつろろ
あかね

みなさまお暇でしたら、どぞ。

◎ ◎ ◎

はるのあらし。

あたたかいかぜ。

とけてゆくくうき。

あまつぶ。

きのうのあめでないたあのこ。

かぜがつよい。

くるいざきのさくらが

いきいそいで

しにいそいで

そうしてほら

こんなにせつなでちってゆくから

ねえ、

どうかあなたはおぼえていて。

 

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