おんなのこウィークデー
2007年10月12日不意に泣きたくなるのはホルモンバランスが崩れてるから。
時間の感覚が狂う。
あれ、って思ったら3時間くらいたってたり
逆に十五分しかたってなかったり。
重かったものが段々希薄になってゆく。
僕の輪郭はきっともうぼやけてるんだよ。気づいてた?
あなたが好きだって云ってたひとたちも
あなたが嫌いだって云ってた場所も
僕は、それなりにどちらも好き。今でも、嫌いじゃない。
―― 友情と恋情の差は?
―― …密度。
あの夏も、春も、秋も冬も、大切だった。
全部大切で大好きで、盲目でいられた。
距離が近くて伸ばせば触れられて、届かなくても構わなかった。
一緒にいる。
それを心底実感してうれしくて、だけど泣きたくてしかたなかったよ。
同じものを見て、別々のことを感じて
同じ場所にいて、それぞれのことを考えて
ずっとずっとこのままでいたいねって、笑いながら云ったけど
ほんとはね、ちっとも信じてなかった。
だから祈ってたよ、このままが変わりませんように。このままでいられますように。
でも、やっぱりそれは無理な相談。
ずれてゆくのは止められないから
ならば僕は全部さよなら。
存外簡単、だってもうこんなにも消えてしまった。
もう、痛むことすらないんだ。
あなたは、永遠を信じますか?
Yes / No
ねえ、僕、あのこのこと好きなのかな。あのひとのこと好きなのかな。
わかんないや。あーあ。
時間の感覚が狂う。
あれ、って思ったら3時間くらいたってたり
逆に十五分しかたってなかったり。
重かったものが段々希薄になってゆく。
僕の輪郭はきっともうぼやけてるんだよ。気づいてた?
あなたが好きだって云ってたひとたちも
あなたが嫌いだって云ってた場所も
僕は、それなりにどちらも好き。今でも、嫌いじゃない。
―― 友情と恋情の差は?
―― …密度。
あの夏も、春も、秋も冬も、大切だった。
全部大切で大好きで、盲目でいられた。
距離が近くて伸ばせば触れられて、届かなくても構わなかった。
一緒にいる。
それを心底実感してうれしくて、だけど泣きたくてしかたなかったよ。
同じものを見て、別々のことを感じて
同じ場所にいて、それぞれのことを考えて
ずっとずっとこのままでいたいねって、笑いながら云ったけど
ほんとはね、ちっとも信じてなかった。
だから祈ってたよ、このままが変わりませんように。このままでいられますように。
でも、やっぱりそれは無理な相談。
ずれてゆくのは止められないから
ならば僕は全部さよなら。
存外簡単、だってもうこんなにも消えてしまった。
もう、痛むことすらないんだ。
あなたは、永遠を信じますか?
Yes / No
ねえ、僕、あのこのこと好きなのかな。あのひとのこと好きなのかな。
わかんないや。あーあ。
amentia
2007年10月11日甘い雨。
つめたくてあまい。
短くなった髪と、ひどく女性的な輪郭、首筋。
あ、好いな。って思った。一瞬。
噛みつきたい
撫でてみたい
熱を感じてみたい。
これって欲情?
べつにセックスしたいわけじゃなく。
ただ触れてみたい、と。
フェチズムに似てるのかな。
たとえば白い陶器の表面を
たとえば曲線を描くボトルを
たとえば硬質なピアノのキィを
撫でたい、触れたい、感触を確かめたい。
それに似てる。
倒錯している。
そうして傾倒している。
わかってるよ。
仄暗くて性的な匂いのするものが好き。
エロチシズムがうつくしいのはどこか背徳の気配を湛えているから。
結局僕はそういう事柄にしか惹かれないんだろう。
思想と知性と教養と感覚。
そういう裏づけのないものは結局ポルノグラフィー?
なんかわかんないな。
まあ、いいや。
そんなこんなで思ったのは
今夜の雨はなんだか叙情しているな、ってこと。です。
つめたくてあまい。
短くなった髪と、ひどく女性的な輪郭、首筋。
あ、好いな。って思った。一瞬。
噛みつきたい
撫でてみたい
熱を感じてみたい。
これって欲情?
べつにセックスしたいわけじゃなく。
ただ触れてみたい、と。
フェチズムに似てるのかな。
たとえば白い陶器の表面を
たとえば曲線を描くボトルを
たとえば硬質なピアノのキィを
撫でたい、触れたい、感触を確かめたい。
それに似てる。
倒錯している。
そうして傾倒している。
わかってるよ。
仄暗くて性的な匂いのするものが好き。
エロチシズムがうつくしいのはどこか背徳の気配を湛えているから。
結局僕はそういう事柄にしか惹かれないんだろう。
思想と知性と教養と感覚。
そういう裏づけのないものは結局ポルノグラフィー?
なんかわかんないな。
まあ、いいや。
そんなこんなで思ったのは
今夜の雨はなんだか叙情しているな、ってこと。です。
こづつみがとどいたの。
2007年10月10日愛されてる。
愛されてる。
愛されてる。
I know.
知ってるよ。
たくさんはいった林檎だとか、
ひとつだけ入ってた蜜柑だとか。
たまに届く、実家からの荷物。
なんで、親って子供にこんなに手間とか愛情とかお金をかけるんだろうね。
大学の授業料で年50万強。
家賃と仕送りで月12万、年150万弱。
それが四年間、それだけでもう800万。
高校の授業料、塾やお稽古事の月謝含めたら一体幾らになるんだろう。
その分自分達のために使えばどのくらい好きなことできた?
どのくらい好きなものが買えて、好きな場所にゆけた?
ちゃんと、返したいんだ。
返さなきゃ、あのひと達が死んだあとも死ねない気がする。
電話で「統計的にね、女の子が大学行っちゃうと元とれないんだよ」
って云ったら笑いながら、もともと回収するつもりなんてない。って。
なんでだろうな。
なんで、こんなに無条件で無償で愛してくれるんだろう。
精神的にだけど荒れてたときだってあったし
今だって良い子だなんて口が裂けたって云えないし見えない。
まあ、肩書きだけ見たら良いお嬢さんなんだけど。
反発もするし腹も立つ。
苛立つこともあるし反りが合わないことだってたくさんある。
でも、僕はあのひと達の子供でしあわせなんだ。
それはほんとう。
またがんばらなくちゃ。
まだ、がんばらなくちゃ。
貰った愛情はちゃんと全部受け取ってるよ。
僕は誰かにそれをあげられるかな。
ありがとね。
まだしばらくそっちへはゆかないけど、僕はこっちで元気です。
愛されてる。
愛されてる。
I know.
知ってるよ。
たくさんはいった林檎だとか、
ひとつだけ入ってた蜜柑だとか。
たまに届く、実家からの荷物。
なんで、親って子供にこんなに手間とか愛情とかお金をかけるんだろうね。
大学の授業料で年50万強。
家賃と仕送りで月12万、年150万弱。
それが四年間、それだけでもう800万。
高校の授業料、塾やお稽古事の月謝含めたら一体幾らになるんだろう。
その分自分達のために使えばどのくらい好きなことできた?
どのくらい好きなものが買えて、好きな場所にゆけた?
ちゃんと、返したいんだ。
返さなきゃ、あのひと達が死んだあとも死ねない気がする。
電話で「統計的にね、女の子が大学行っちゃうと元とれないんだよ」
って云ったら笑いながら、もともと回収するつもりなんてない。って。
なんでだろうな。
なんで、こんなに無条件で無償で愛してくれるんだろう。
精神的にだけど荒れてたときだってあったし
今だって良い子だなんて口が裂けたって云えないし見えない。
まあ、肩書きだけ見たら良いお嬢さんなんだけど。
反発もするし腹も立つ。
苛立つこともあるし反りが合わないことだってたくさんある。
でも、僕はあのひと達の子供でしあわせなんだ。
それはほんとう。
またがんばらなくちゃ。
まだ、がんばらなくちゃ。
貰った愛情はちゃんと全部受け取ってるよ。
僕は誰かにそれをあげられるかな。
ありがとね。
まだしばらくそっちへはゆかないけど、僕はこっちで元気です。
Save Our Soul
2007年10月9日ハルシオンは綺麗な青だね。
好い色。
飲んだけど一向に眠気がこないのは、なんでだろう。
もっとたくさん必要?
でもこれ以上は、駄目だよ。明日起きられないのは困る。
SOS
聞こえてる?
ひとの話を聞かない君はやさしいくせにひどくつめたくて
それはどうしたって哀しくなってしまう。
聞いて欲しいよ
留めて欲しいよ
そんなちいさな願いすら届かないで消えてしまう。
目を逸らして誤魔化して巧くいなして、
ほんとうのことば、使わないと伝わらないのになあって思っても柔かな拒絶。
だから僕は黙るしか術がなくなって
そのかわり、とりわけ快活に笑ってみせる。
聞いて欲しいって思うのは
そのひとへ想いがあるからってほんとうかなあ。
でも、少なくとも寄りかかりそうになってるかも知れないな。
それは思う。
心を開く、と誰かに寄りかかる、の間に差はないもの。
ああ、どうやってこの衝動を殺そうか。
そんなことを考えていても埒があかない。知ってるよ。
でも力技で、どうにかしよう。
好い色。
飲んだけど一向に眠気がこないのは、なんでだろう。
もっとたくさん必要?
でもこれ以上は、駄目だよ。明日起きられないのは困る。
SOS
聞こえてる?
ひとの話を聞かない君はやさしいくせにひどくつめたくて
それはどうしたって哀しくなってしまう。
聞いて欲しいよ
留めて欲しいよ
そんなちいさな願いすら届かないで消えてしまう。
目を逸らして誤魔化して巧くいなして、
ほんとうのことば、使わないと伝わらないのになあって思っても柔かな拒絶。
だから僕は黙るしか術がなくなって
そのかわり、とりわけ快活に笑ってみせる。
聞いて欲しいって思うのは
そのひとへ想いがあるからってほんとうかなあ。
でも、少なくとも寄りかかりそうになってるかも知れないな。
それは思う。
心を開く、と誰かに寄りかかる、の間に差はないもの。
ああ、どうやってこの衝動を殺そうか。
そんなことを考えていても埒があかない。知ってるよ。
でも力技で、どうにかしよう。
哲学堂へゆきたいな
2007年10月8日散歩。
なんとなく外にゆきたくなって
なんとなくずっとまっすぐ歩いてみたら新青梅街道まで行っちゃった。
中野区、そんなに遠くないんだね。
歩いて一時間かかんない。
普段電車を使って移動してるからどうしても
千川→池袋→新宿→中野
の、イメージが強い。ほんとはもっと違うルートもあるのかな。
大抵どこへゆくにもとりあえづ池袋に出ちゃうし、
そしたら山手線か埼京線か湘南新宿?使うから、乗り換えが多いイメージ。
だから、遠い場所な気がしてたんだけど。
そもそも大学近くの駅って、乗り換え不便なんだよなあ。
護国寺からは、飯田橋か池袋までゆかなきゃ。
身体感覚って大切だと思う。な。
うん。
歩くの好きだし、お買い物もお出かけも5キロまでは徒歩圏内。
散歩するときは、鍵とお財布だけポケットに入れて携帯はおうちにおいてゆく。
時間とか、繋がりとか、そうゆうの全部置いてゆきたい。だからかな。
どこへもゆかない、ただ、ひたすら通過するだけで好い。
散歩のそう云うところが好き。
二時間歩いたら眠たくなったな。
今日起きたの二時過ぎだったけど、眠剤使わないで眠れそう。
散歩してるときのあの感じ。
ちょっと北海道のこと思い出した。
奇妙に平静。
無音の、なにも受信してないテレヴィ画面みたい。
夜の子供達。
少年
少女
薄闇
脆くて儚いものが好きで
崩壊と忘却してゆくものが必要で
この一瞬だけで死んでしまったって構わない、そんな
そんなひとたちがたまらなく好き。
できればそう在りたい、な。
時を止めることはできないけど
留まることは可能なんだよって教えてあげたい。
だからそんなに急がなくて好いのに。
あ、もう駄目だ。
眠たすぎる。
おやすみなさい。
いとしいあの子と、彼と彼女とあなたに、素敵な夢と眠りを。
なんとなく外にゆきたくなって
なんとなくずっとまっすぐ歩いてみたら新青梅街道まで行っちゃった。
中野区、そんなに遠くないんだね。
歩いて一時間かかんない。
普段電車を使って移動してるからどうしても
千川→池袋→新宿→中野
の、イメージが強い。ほんとはもっと違うルートもあるのかな。
大抵どこへゆくにもとりあえづ池袋に出ちゃうし、
そしたら山手線か埼京線か湘南新宿?使うから、乗り換えが多いイメージ。
だから、遠い場所な気がしてたんだけど。
そもそも大学近くの駅って、乗り換え不便なんだよなあ。
護国寺からは、飯田橋か池袋までゆかなきゃ。
身体感覚って大切だと思う。な。
うん。
歩くの好きだし、お買い物もお出かけも5キロまでは徒歩圏内。
散歩するときは、鍵とお財布だけポケットに入れて携帯はおうちにおいてゆく。
時間とか、繋がりとか、そうゆうの全部置いてゆきたい。だからかな。
どこへもゆかない、ただ、ひたすら通過するだけで好い。
散歩のそう云うところが好き。
二時間歩いたら眠たくなったな。
今日起きたの二時過ぎだったけど、眠剤使わないで眠れそう。
散歩してるときのあの感じ。
ちょっと北海道のこと思い出した。
奇妙に平静。
無音の、なにも受信してないテレヴィ画面みたい。
夜の子供達。
少年
少女
薄闇
脆くて儚いものが好きで
崩壊と忘却してゆくものが必要で
この一瞬だけで死んでしまったって構わない、そんな
そんなひとたちがたまらなく好き。
できればそう在りたい、な。
時を止めることはできないけど
留まることは可能なんだよって教えてあげたい。
だからそんなに急がなくて好いのに。
あ、もう駄目だ。
眠たすぎる。
おやすみなさい。
いとしいあの子と、彼と彼女とあなたに、素敵な夢と眠りを。
金木犀のせいだよ
2007年10月7日甘い匂で歯が痛い
金木犀のせいだよ
金木犀のせいなの?
こんな会話、山田詠美の小説にあった気がする。
甘い匂いでエナメル質が疼くんだね。きっと。
僕は舌が痺れるよ。
麻痺してゆく感覚。
死体はきっとこんな匂いがするんじゃないかな。
桜の季節にも同じことを思うのだけれど。
満開に咲いた花々から毒々しい狂気が夜に溶け出す。
抵抗なんてできないから、ゆっくりゆっくりほら、中毒になる。
一体どこまで侵された?
指の先は痛々しいオレンジに染まったね。
次は、喉かな。
飽和してる。
臨界点まで溶けて溶けて溶けて
密度が高いからすぐ。
ここ三日間くらいずっとこんなことばかり考えている気がするけど
それも全部、金木犀のせいだ。
アスファルトに落ちたちいさな細胞達の腐乱。ほら、やっぱり死体。
死臭に満ちた空気を吸ってすこし元気になった僕は
今夜も電子ピアノで虚ろな夢をみる。
金木犀のせいだよ
金木犀のせいなの?
こんな会話、山田詠美の小説にあった気がする。
甘い匂いでエナメル質が疼くんだね。きっと。
僕は舌が痺れるよ。
麻痺してゆく感覚。
死体はきっとこんな匂いがするんじゃないかな。
桜の季節にも同じことを思うのだけれど。
満開に咲いた花々から毒々しい狂気が夜に溶け出す。
抵抗なんてできないから、ゆっくりゆっくりほら、中毒になる。
一体どこまで侵された?
指の先は痛々しいオレンジに染まったね。
次は、喉かな。
飽和してる。
臨界点まで溶けて溶けて溶けて
密度が高いからすぐ。
ここ三日間くらいずっとこんなことばかり考えている気がするけど
それも全部、金木犀のせいだ。
アスファルトに落ちたちいさな細胞達の腐乱。ほら、やっぱり死体。
死臭に満ちた空気を吸ってすこし元気になった僕は
今夜も電子ピアノで虚ろな夢をみる。
呼吸
2007年10月6日ちからが抜けない。
ひとに触れられたらどうしたって緊張してしまう。
ちから抜いて、なんて。
目をつむって
なにも考えないで
ほら
指先
手首
腕
肘
つぎは肩
あたたかいてのひらの体温は心地好いけれど
すべてを委ねてしまえるほど、安心できるものじゃない。
なんでみんなあんなに簡単にできるんだろう。
抱きつくのは好きだけど
抱きつかれたら身体がこわばる。
身構えるし緊張する。
それが、慣れない相手なら尚更。
たとえ片腕だって同じ。
対人恐怖は随分克服したんだけどな。
まだ破片が残ってるみたいで、たまに、抜けてないなあって思う。
だって一瞬だって預けるの怖いもん。
満員電車はひとが触れるからきらい。
気持悪くなる。
はやくラッシュ終わらないかなあ。
そろそろ10本目を見送ります。
◎ ◎ ◎
ようやくおうちの近くまできた。
湿度のたかい夜。
でも夏場みたいに息苦しくないから好いな。
今日は眠る前にひとりでできるマッサージしよう。
なにも考えないで眠ろう。
ひとに触れられたらどうしたって緊張してしまう。
ちから抜いて、なんて。
目をつむって
なにも考えないで
ほら
指先
手首
腕
肘
つぎは肩
あたたかいてのひらの体温は心地好いけれど
すべてを委ねてしまえるほど、安心できるものじゃない。
なんでみんなあんなに簡単にできるんだろう。
抱きつくのは好きだけど
抱きつかれたら身体がこわばる。
身構えるし緊張する。
それが、慣れない相手なら尚更。
たとえ片腕だって同じ。
対人恐怖は随分克服したんだけどな。
まだ破片が残ってるみたいで、たまに、抜けてないなあって思う。
だって一瞬だって預けるの怖いもん。
満員電車はひとが触れるからきらい。
気持悪くなる。
はやくラッシュ終わらないかなあ。
そろそろ10本目を見送ります。
◎ ◎ ◎
ようやくおうちの近くまできた。
湿度のたかい夜。
でも夏場みたいに息苦しくないから好いな。
今日は眠る前にひとりでできるマッサージしよう。
なにも考えないで眠ろう。
この道まっすぐ
2007年10月5日夜が、金木犀の匂い。
溶け出しそう。
こんな夜に散歩してると、
肺のなかに粒子がたまってゆく気がする。
細かくて小さな、けれど確実にゆっくりと密度を増して。
溢れ出したらどうしようね。
ぼうっとする。
つめたい、冬にはすこしだけ早い夜の空気。あたまの中に広がるよ。
手を繋いで歩きたいな。
なんて。
五感。
目で見て
触れて
味を確かめて
匂いで記憶して
ああ、声はもう覚えてないや。
身体全部で覚えてられたら好いのに。
どんどんこぼれて、なくなっていってしまう。
いやだな、思い出せないや。
つけられた傷跡は、もう、とっくに消えてしまった。
ずっと残ってればなあ、ずっとずっと僕が朽ちて果てるまでずっと。
そしたら、留まってられる気がするのに。
待ってるわけじゃない
けど
いつでも戻ってこられる場所。
ひさしぶりだね、って
ああ、おつかれさま。って
好きなだけいていーよ、って
世界にひとつくらい、あったって好いんじゃないかな。
そう思うよ。
だから、って訳でもないんだけど。ね。
I won’t move
I can’t move
その差はどこにあるんだろうなあ。
いつか果てと境界に触れること。
それが、指標なんだ。
溶け出しそう。
こんな夜に散歩してると、
肺のなかに粒子がたまってゆく気がする。
細かくて小さな、けれど確実にゆっくりと密度を増して。
溢れ出したらどうしようね。
ぼうっとする。
つめたい、冬にはすこしだけ早い夜の空気。あたまの中に広がるよ。
手を繋いで歩きたいな。
なんて。
五感。
目で見て
触れて
味を確かめて
匂いで記憶して
ああ、声はもう覚えてないや。
身体全部で覚えてられたら好いのに。
どんどんこぼれて、なくなっていってしまう。
いやだな、思い出せないや。
つけられた傷跡は、もう、とっくに消えてしまった。
ずっと残ってればなあ、ずっとずっと僕が朽ちて果てるまでずっと。
そしたら、留まってられる気がするのに。
待ってるわけじゃない
けど
いつでも戻ってこられる場所。
ひさしぶりだね、って
ああ、おつかれさま。って
好きなだけいていーよ、って
世界にひとつくらい、あったって好いんじゃないかな。
そう思うよ。
だから、って訳でもないんだけど。ね。
I won’t move
I can’t move
その差はどこにあるんだろうなあ。
いつか果てと境界に触れること。
それが、指標なんだ。
センチメントマシーン
2007年10月4日そんなこと、ないよ。
ただいまあっくんが遊びきてる。の。
へへ。
不思議だな。
高校時代、長い時間一緒にいたひと達とよりも、未だに多分近い。
離れてしまったらきっとずっとさようならだと思っていたから
それは覚悟してたから、とてもうれしいびっくり。
輪郭がくっきりしてるんだよなあ。
立ち位置というか、置き場所的ななにかが。
ちなみにいま、あっくんはバス・タイムです。
飲みにくるひと達は結構いるけど、お泊りってあまりいないから
(この一年半で三人?四人?
飲みにきたひとが多分二十人超えてること考えるとやっぱり少ない
!)
自分以外がたてる水音がなんだかものめづらしいや。
あー。もう十二時回ってる。気づかなかった。
だからこんなに眠たいのか。そうかそうか。
今日中に独逸語片付けちゃいたいな。
明日は夕方から講座つながりのひとがやるファッションショウ見にゆくし。
明後日は、あ、特に用事ないか。
でも借りてきた本、読みたい。
独逸語はわかりやすいから、好き。
発音も文法も。
どうしよう、今からお酒飲もうかなあ。なんとなく逡巡。
ただいまあっくんが遊びきてる。の。
へへ。
不思議だな。
高校時代、長い時間一緒にいたひと達とよりも、未だに多分近い。
離れてしまったらきっとずっとさようならだと思っていたから
それは覚悟してたから、とてもうれしいびっくり。
輪郭がくっきりしてるんだよなあ。
立ち位置というか、置き場所的ななにかが。
ちなみにいま、あっくんはバス・タイムです。
飲みにくるひと達は結構いるけど、お泊りってあまりいないから
(この一年半で三人?四人?
飲みにきたひとが多分二十人超えてること考えるとやっぱり少ない
!)
自分以外がたてる水音がなんだかものめづらしいや。
あー。もう十二時回ってる。気づかなかった。
だからこんなに眠たいのか。そうかそうか。
今日中に独逸語片付けちゃいたいな。
明日は夕方から講座つながりのひとがやるファッションショウ見にゆくし。
明後日は、あ、特に用事ないか。
でも借りてきた本、読みたい。
独逸語はわかりやすいから、好き。
発音も文法も。
どうしよう、今からお酒飲もうかなあ。なんとなく逡巡。
Would you crack a smile when I die?
2007年10月3日書くことでしか救われない。
書くことでしか救えない。
書くことでしか咀嚼できない。
書くことでしか嚥下できない。
書くことでしか消化できない。
書くことでしかぶつかれない。
書くことでしか到達しない。
文才なんてないけど
感性はひどく貧弱だけれど
語彙だって数少ないけれど
それでもわたしは、そういう人間。
結局
苦しいときに縋れるのは書くことくらいで
わたしを救ってくれるのは文章を吐き散らかす行為で
こういう状態に陥る度にひとりぼっちだって確認する。
誰かを救うことなんてできないから、
誰かに救われることなんて期待しちゃ不可ないんだ。
ねえ、忘れちゃ駄目だよ。
わたしには価値なんてない。
わたしには道理なんてない。
わたしには呼吸なんてない。
存在理由はそれだけの質量のあるひとにだけ、あれば好い。
ひとりで生きてゆける人間なら、ひとりで生きてゆくべきだ。
甘えるなよ。
好い加減、分を弁えろ。
思い知れ。
覚悟なんてできてないくせに。
舌先三寸、口先ばかり。詭弁を弄して、牽強付会。ほんとう、さいあく。
絶悪。凶悪。露悪。偽悪。醜悪。
なんで生きてんのかね。
ごめんなさい。
誰かの役にたちたかったよ
誰かの救いになりたかったよ
誰かに希望を見せたかったよ
そんなの、過ぎた願いで。
消えてしまうのは怖くて
忘れられるのも怖くて
居場所がないとさみしくて
でも、失うのはもっと怖くて。
卑怯だ
臆病だ
脆弱だ
散々周りに凭れ掛かって、当り散らして、殴り倒して。
無価値で無様で無意味で無益で無教養で無礼。
せめて、無害ならよかったのに。
poison。
…笑えないなあ。
わたしは、どんな他人よりもわたしが嫌い。
嫌いなわたしを好きなわたしも。
好きなわたしが嫌いなわたしも。
ほら、未だ、欲しがってる。
期待しちゃ駄目だって、云ってるのに。ね。
書くことでしか救えない。
書くことでしか咀嚼できない。
書くことでしか嚥下できない。
書くことでしか消化できない。
書くことでしかぶつかれない。
書くことでしか到達しない。
文才なんてないけど
感性はひどく貧弱だけれど
語彙だって数少ないけれど
それでもわたしは、そういう人間。
結局
苦しいときに縋れるのは書くことくらいで
わたしを救ってくれるのは文章を吐き散らかす行為で
こういう状態に陥る度にひとりぼっちだって確認する。
誰かを救うことなんてできないから、
誰かに救われることなんて期待しちゃ不可ないんだ。
ねえ、忘れちゃ駄目だよ。
わたしには価値なんてない。
わたしには道理なんてない。
わたしには呼吸なんてない。
存在理由はそれだけの質量のあるひとにだけ、あれば好い。
ひとりで生きてゆける人間なら、ひとりで生きてゆくべきだ。
甘えるなよ。
好い加減、分を弁えろ。
思い知れ。
覚悟なんてできてないくせに。
舌先三寸、口先ばかり。詭弁を弄して、牽強付会。ほんとう、さいあく。
絶悪。凶悪。露悪。偽悪。醜悪。
なんで生きてんのかね。
ごめんなさい。
誰かの役にたちたかったよ
誰かの救いになりたかったよ
誰かに希望を見せたかったよ
そんなの、過ぎた願いで。
消えてしまうのは怖くて
忘れられるのも怖くて
居場所がないとさみしくて
でも、失うのはもっと怖くて。
卑怯だ
臆病だ
脆弱だ
散々周りに凭れ掛かって、当り散らして、殴り倒して。
無価値で無様で無意味で無益で無教養で無礼。
せめて、無害ならよかったのに。
poison。
…笑えないなあ。
わたしは、どんな他人よりもわたしが嫌い。
嫌いなわたしを好きなわたしも。
好きなわたしが嫌いなわたしも。
ほら、未だ、欲しがってる。
期待しちゃ駄目だって、云ってるのに。ね。
ワレモノ注意
2007年10月2日つかまれるもの
なんでもいい
仕事でも勉強でもアルコールでも
なにか
なにか
はやく
なにも考えないように
そうじゃなきゃ
溺れちゃいそうだよ
ねえ
僕はどうしたら好い
もうなんだか
わかんないや
なんでもいい
仕事でも勉強でもアルコールでも
なにか
なにか
はやく
なにも考えないように
そうじゃなきゃ
溺れちゃいそうだよ
ねえ
僕はどうしたら好い
もうなんだか
わかんないや
ピクニック・ランチボックス
2007年10月1日お昼ごはんに真っ赤な林檎。
図書館行って、その序に近所の公園で休憩。
いろんなひとがいて、面白い。
林檎、手軽だし好いね。
明日のお昼もそうしよう。明日は中庭で食べようかな。
一限から十限まできっちり授業だもんなあ。
人格心理学とカウンセリング論、それからそうだな、知の生成論。
このみっつ、専門外だけどなんか愉しい。ガイダンスの感じ。
ロールシャッハとかね、ユングとかね、クイアサイエンスとかね。
趣味というか、性なんです。業なんです。因果なんです。
どうしたってこの精神と身体で生きてゆかなきゃだから。
精神科医になろうと思った
臨床心理士になろうと思った
それは、僕が壊れそうだったから。
持て余す僕をどうにか分解したくて、分析したくて仕方なかったから。
結局、選ばなかったけれど。
そのままずっと持て余したままきてしまっているよ。
今だってそう。
すこしね、知ることも必要だと思う。
知った上で判断しよう。
傷だらけの腕で、掌で、指先で。
大人に、なってゆかなきゃ。
変わらなくても、変われなくても、傷だらけでも、痕だらけでも。
青空に向かって投げた林檎の赤が酷く、眩しかった。
そんな日。
図書館行って、その序に近所の公園で休憩。
いろんなひとがいて、面白い。
林檎、手軽だし好いね。
明日のお昼もそうしよう。明日は中庭で食べようかな。
一限から十限まできっちり授業だもんなあ。
人格心理学とカウンセリング論、それからそうだな、知の生成論。
このみっつ、専門外だけどなんか愉しい。ガイダンスの感じ。
ロールシャッハとかね、ユングとかね、クイアサイエンスとかね。
趣味というか、性なんです。業なんです。因果なんです。
どうしたってこの精神と身体で生きてゆかなきゃだから。
精神科医になろうと思った
臨床心理士になろうと思った
それは、僕が壊れそうだったから。
持て余す僕をどうにか分解したくて、分析したくて仕方なかったから。
結局、選ばなかったけれど。
そのままずっと持て余したままきてしまっているよ。
今だってそう。
すこしね、知ることも必要だと思う。
知った上で判断しよう。
傷だらけの腕で、掌で、指先で。
大人に、なってゆかなきゃ。
変わらなくても、変われなくても、傷だらけでも、痕だらけでも。
青空に向かって投げた林檎の赤が酷く、眩しかった。
そんな日。
ちょっとだけ、思ったこと
2007年9月27日どれだけ想っても届かない距離にいること。
それは、しあわせなのかな。
時々とても苦しいけど。
あなたが好きだよ。
哀しいくらい、好きだよ。
なんだか、ときどきわからなくなる。
なんだか、ときどきむなしくなる。
どうしたら好いのかな。
なんて、馬鹿みたいなことを考えてしまうから。
はやく眠らないと明日がつらいのは、わかってるんだけど。
なぜだか眠気がやってこない。
今日、一時に起きちゃったんだけどなあ。深夜だよ、まだ。
あくびをひとつ。
届かないってわかってるから、せめて夢で逢えたらな。
それは、しあわせなのかな。
時々とても苦しいけど。
あなたが好きだよ。
哀しいくらい、好きだよ。
なんだか、ときどきわからなくなる。
なんだか、ときどきむなしくなる。
どうしたら好いのかな。
なんて、馬鹿みたいなことを考えてしまうから。
はやく眠らないと明日がつらいのは、わかってるんだけど。
なぜだか眠気がやってこない。
今日、一時に起きちゃったんだけどなあ。深夜だよ、まだ。
あくびをひとつ。
届かないってわかってるから、せめて夢で逢えたらな。
i xxx you too much to die
2007年9月26日体温が同じになるまで。
熱の共有。
区切られた時間、コマ割りされた日常。
淡々と、そこにいるだけ。そこにあるだけ。それだけ。
ああ、全然たいしたことじゃないね。
平熱の時間。
ふつふつと、しづかにあがってゆく体温。
それも、悪くはないけれど。
冷めてるなあ。
淡い色。楽になる呼吸。停止した思考。
沈まないよ。遊泳。浮遊。ゆうらりゆらり。
なんだかねむたくなってきた。
お風呂はいって早寝。しよう。
明日のことは、明日になったら考えよう。
熱の共有。
区切られた時間、コマ割りされた日常。
淡々と、そこにいるだけ。そこにあるだけ。それだけ。
ああ、全然たいしたことじゃないね。
平熱の時間。
ふつふつと、しづかにあがってゆく体温。
それも、悪くはないけれど。
冷めてるなあ。
淡い色。楽になる呼吸。停止した思考。
沈まないよ。遊泳。浮遊。ゆうらりゆらり。
なんだかねむたくなってきた。
お風呂はいって早寝。しよう。
明日のことは、明日になったら考えよう。
あなたの好きなもの全部。
2007年9月25日寝て起きたら午后三時だった。びっくり。
今日は灰色。
夕方五時になったら灯りを燈そう。
こういう、曇りの日、好き。
おうちにいることで満ち足りてしまえるから好いな。
おいしいベーグル(キャラメルマキアート味!)と
ミルクティーの食事。
お砂糖たくさんで、甘くて、あたたかくて、しあわせ。
塞ぎ込んだり、満ち足りたり、
いちにちの中でも高低差がとても大きくて不安定。
でもそれはそれで好いかなあ、とも。思う。
今はなんだか眠たい感じ。
昨日ひさしぶりにたくさんのひとと会って疲れたのかな。
みんな、元気そうでよかった。
会えなくなるね。さみしくなるね。
だからいつかまた会おうね。
繰り返して繰り返してねがいごとみたいにずっと祈って
気づかれないようにそっとしまう。
こわれもの、ラベルに書いたことばが少し痛いな。
泣きたくなって
泣けなくって
哀しく溶けた涙の分子でまた、肺がいっぱいだ。
吐息に混じる青い色は拡散して見えなくなってしまうけど。
切なさ混じりの嬉しさでどうやら自家中毒。
その感情の裏側まで、全部、全部知れたら好いのに。
ありがとね。
忘れてしまって構わないから、もうそこには戻れないから。
指の隙間からいろんなものが零れ落ちて、綺麗な色になる。
染まれない僕はずっと眺めてるんだ。
今日は灰色。
夕方五時になったら灯りを燈そう。
こういう、曇りの日、好き。
おうちにいることで満ち足りてしまえるから好いな。
おいしいベーグル(キャラメルマキアート味!)と
ミルクティーの食事。
お砂糖たくさんで、甘くて、あたたかくて、しあわせ。
塞ぎ込んだり、満ち足りたり、
いちにちの中でも高低差がとても大きくて不安定。
でもそれはそれで好いかなあ、とも。思う。
今はなんだか眠たい感じ。
昨日ひさしぶりにたくさんのひとと会って疲れたのかな。
みんな、元気そうでよかった。
会えなくなるね。さみしくなるね。
だからいつかまた会おうね。
繰り返して繰り返してねがいごとみたいにずっと祈って
気づかれないようにそっとしまう。
こわれもの、ラベルに書いたことばが少し痛いな。
泣きたくなって
泣けなくって
哀しく溶けた涙の分子でまた、肺がいっぱいだ。
吐息に混じる青い色は拡散して見えなくなってしまうけど。
切なさ混じりの嬉しさでどうやら自家中毒。
その感情の裏側まで、全部、全部知れたら好いのに。
ありがとね。
忘れてしまって構わないから、もうそこには戻れないから。
指の隙間からいろんなものが零れ落ちて、綺麗な色になる。
染まれない僕はずっと眺めてるんだ。
300年先の未来で出逢いましょう。
2007年9月24日息苦しい。
なんていうか、軽い興奮状態に長時間いたあとみたいに。
刺激のある論理戦だとか
知りたかった内部についてのお喋りだとか。
脳の回転スピードが身体についてゆかない感じ。
これ、薬のせい?
それとも単にピアノとニコチンと活字のせい?
そこらへんの知識は皆無なのでわかりませんが
でもこの速度の方が楽なんだよなあ。処理速度も反射速度も。
単に身体が鈍っただけだと好いんだけど。
◎ ◎ ◎
おひさまの光がやわらかくなる。
その時間がだんだん早くなってきてうれしい。
秋色した午后に琥珀の至福。
やさしい、やさしい、そうして少しさみしい季節。
ほら、高い空見上げて君のこと想うよ。
あなたは元気?
かざしたてのひらの向こうがわ、見えてると好いな。
届かなくたって、伝わることはきっとある。
きっともう二度と、僕と君は出会わないけれど
神様の気まぐれでいつか、どこかで会えるんじゃないかな。
縁があったら何れ、また。
久遠の時のなかで、何千何万秒の隙間で、出会いましょう。
そうだな、
その時はお土産になにか、素敵なものをプレゼントします。
(なーんて。まるで信じてはいないけど、青い空に祈るんだ)
なんていうか、軽い興奮状態に長時間いたあとみたいに。
刺激のある論理戦だとか
知りたかった内部についてのお喋りだとか。
脳の回転スピードが身体についてゆかない感じ。
これ、薬のせい?
それとも単にピアノとニコチンと活字のせい?
そこらへんの知識は皆無なのでわかりませんが
でもこの速度の方が楽なんだよなあ。処理速度も反射速度も。
単に身体が鈍っただけだと好いんだけど。
◎ ◎ ◎
おひさまの光がやわらかくなる。
その時間がだんだん早くなってきてうれしい。
秋色した午后に琥珀の至福。
やさしい、やさしい、そうして少しさみしい季節。
ほら、高い空見上げて君のこと想うよ。
あなたは元気?
かざしたてのひらの向こうがわ、見えてると好いな。
届かなくたって、伝わることはきっとある。
きっともう二度と、僕と君は出会わないけれど
神様の気まぐれでいつか、どこかで会えるんじゃないかな。
縁があったら何れ、また。
久遠の時のなかで、何千何万秒の隙間で、出会いましょう。
そうだな、
その時はお土産になにか、素敵なものをプレゼントします。
(なーんて。まるで信じてはいないけど、青い空に祈るんだ)
Someday, at St. Bartholomew’s Church
2007年9月23日もうなにも考えたくなかったから闇雲に指を動かしてひたすらあたまのなかで回ることばから目を逸らそうとした。
いつだってなにかを決めなきゃ生きてゆけなくて、誰が肯定しようと誰が否定しようと誰が無視しようと呆れるほどたくさんの取捨選択を続けながら僕等は毎日毎日すこしずつ死んでゆく。
築くためには時間がかかるけれど、どれほど大切なものだろうと断ち切ることはひどく容易いと知ったのはいつだっただろうね。
気づくことは傷つくことと同義で、皮膚一枚隔てたその下に流れる血液に触れられるのがひどく厭だったから、自分で傷ばかり作ってそれを快楽にすりかえる方法を見つけだしては溺れていたんだ。
大切なものは全部過去。
たくさん与えられたから、これ以上は必要なんてない。
離れてみればどんなに大切なものだって薄れてゆく。
時間と距離は残酷なまでに公平にいつだって変わりなく存在するから、僕は綺麗な記憶だけ抱えて留まっていることだってできるよ。
ああ、そういえば明後日は九月最後の金曜日だ。
久しぶりに、皆に会いにゆこうかな。
◎ ◎ ◎
誕生日まで残り一ヶ月を切りました。
十七の頃のまま、止まってしまった時間だけれど
あと一ヶ月でひとつ、なにか遺そうと思います。
いつだってなにかを決めなきゃ生きてゆけなくて、誰が肯定しようと誰が否定しようと誰が無視しようと呆れるほどたくさんの取捨選択を続けながら僕等は毎日毎日すこしずつ死んでゆく。
築くためには時間がかかるけれど、どれほど大切なものだろうと断ち切ることはひどく容易いと知ったのはいつだっただろうね。
気づくことは傷つくことと同義で、皮膚一枚隔てたその下に流れる血液に触れられるのがひどく厭だったから、自分で傷ばかり作ってそれを快楽にすりかえる方法を見つけだしては溺れていたんだ。
大切なものは全部過去。
たくさん与えられたから、これ以上は必要なんてない。
離れてみればどんなに大切なものだって薄れてゆく。
時間と距離は残酷なまでに公平にいつだって変わりなく存在するから、僕は綺麗な記憶だけ抱えて留まっていることだってできるよ。
ああ、そういえば明後日は九月最後の金曜日だ。
久しぶりに、皆に会いにゆこうかな。
◎ ◎ ◎
誕生日まで残り一ヶ月を切りました。
十七の頃のまま、止まってしまった時間だけれど
あと一ヶ月でひとつ、なにか遺そうと思います。
ポップ・みづたま・しゃぼん模様
2007年9月22日おひるどき。
透明で、しづかで、曖昧。
ことばなんて要らないくらい。
閉じこめられてしまったみたいだねって笑う。
ちいさな気泡がはじけるソーダ水。
あまい、あまい、アルコールの味。
溶けた氷でうすくなってぼやけてゆく。
外のひかりが眩しくてくらくらする。
とじたまぶたの裏側で夏の名残がきらめいて消えた。
あ。
世界の終わりがこんな時間なら好いのにな。
バスタブのふち、ふやけたあたまでぼんやり想った。
透明で、しづかで、曖昧。
ことばなんて要らないくらい。
閉じこめられてしまったみたいだねって笑う。
ちいさな気泡がはじけるソーダ水。
あまい、あまい、アルコールの味。
溶けた氷でうすくなってぼやけてゆく。
外のひかりが眩しくてくらくらする。
とじたまぶたの裏側で夏の名残がきらめいて消えた。
あ。
世界の終わりがこんな時間なら好いのにな。
バスタブのふち、ふやけたあたまでぼんやり想った。
夜の膜が剥落してく
2007年9月21日大分落ち着いた。
体調不良。
完璧絶不調。
気持ち悪くておなか痛くて頭痛くて発熱。
いい加減にして欲しい。
うんざりする。
げんなりする。
こんなものを抱えてかなきゃいけない今に。
苦痛に
熱に
泣きたいくらいの孤独に
眠れない神経に
ああ。
誰か癒して、なんて都合の好い願い。
神様だって呆れ返ってせせら笑うだろうに。
ああ。
でも。
……。
閉じたまぶたはあまりにも熱くて
なんだかもうなにも云えない気がしてしまった。
眠剤飲んで眠ろうかなあ。
◎ ◎ ◎
アンタが欲しいよ
その白い指も
まっすぐな瞳も
歪な精神も
全部
心臓も
ランゲルハンス島も
綺麗に塗られた爪先も
全部、全部
ねえ、アンタが欲しいよ。
熱に浮かされて俺の名前を呼べよ。
滲んだ視界で俺を探せよ。
そしたらすぐ、飛んでいってやるのに。
俺が欲しいのはアンタなんだ
アンタだけなんだよ。
(…でも、アンタはきっと一生俺の名前なんか呼ばないで)
体調不良。
完璧絶不調。
気持ち悪くておなか痛くて頭痛くて発熱。
いい加減にして欲しい。
うんざりする。
げんなりする。
こんなものを抱えてかなきゃいけない今に。
苦痛に
熱に
泣きたいくらいの孤独に
眠れない神経に
ああ。
誰か癒して、なんて都合の好い願い。
神様だって呆れ返ってせせら笑うだろうに。
ああ。
でも。
……。
閉じたまぶたはあまりにも熱くて
なんだかもうなにも云えない気がしてしまった。
眠剤飲んで眠ろうかなあ。
◎ ◎ ◎
アンタが欲しいよ
その白い指も
まっすぐな瞳も
歪な精神も
全部
心臓も
ランゲルハンス島も
綺麗に塗られた爪先も
全部、全部
ねえ、アンタが欲しいよ。
熱に浮かされて俺の名前を呼べよ。
滲んだ視界で俺を探せよ。
そしたらすぐ、飛んでいってやるのに。
俺が欲しいのはアンタなんだ
アンタだけなんだよ。
(…でも、アンタはきっと一生俺の名前なんか呼ばないで)
埋葬されたイノセント
2007年9月20日ひとりで生きてゆける
ひとりで死んでゆける
そういうひとに見える、らしい。
ああ、彼女にはそう見えているのか。
そうかも知れないなってすこし思う。
誰といたってさみしい
笑ってたってさみしい
抱き合ってたって
手を繋いでたって
ずっとずっと、さみしいばかりが募ってゆく。
きっとさみしさは伝染してしまうから
だから適度な距離が必要。
巧く生きているように見えるならきっとそうだよ。
だけど、それでさみしくないわけじゃない。
狂えないだけの強さがあることは、きっと確かだけど。
泣けないだけの弱さだってあるんだ。
いとしいひとはいるけど
こいしいひとなんていない。
それと一緒。
口寂しくって咥えた煙草はあまい匂いで
真夜中の孤独はとてもやさしい。
もしかしたら
僕等はつよいからこそ、脆くって
あなたはよわいから、強靭。
なのかも知れないね。
でもね、変わらずあいしているよ。
そのうちまた、三人、出会いましょう。
ひとりで死んでゆける
そういうひとに見える、らしい。
ああ、彼女にはそう見えているのか。
そうかも知れないなってすこし思う。
誰といたってさみしい
笑ってたってさみしい
抱き合ってたって
手を繋いでたって
ずっとずっと、さみしいばかりが募ってゆく。
きっとさみしさは伝染してしまうから
だから適度な距離が必要。
巧く生きているように見えるならきっとそうだよ。
だけど、それでさみしくないわけじゃない。
狂えないだけの強さがあることは、きっと確かだけど。
泣けないだけの弱さだってあるんだ。
いとしいひとはいるけど
こいしいひとなんていない。
それと一緒。
口寂しくって咥えた煙草はあまい匂いで
真夜中の孤独はとてもやさしい。
もしかしたら
僕等はつよいからこそ、脆くって
あなたはよわいから、強靭。
なのかも知れないね。
でもね、変わらずあいしているよ。
そのうちまた、三人、出会いましょう。